「今のヴェゼル、下取りと買取りでどれくらい差が出るの?」「ハイブリッドとガソリン、リセールが良いのはどっち?」
日本の道路事情に最適なサイズ感で爆発的な人気を誇る「ホンダ・ヴェゼル」。国内での安定した支持に加え、海外市場からの需要が異常に高いため、中古車市場において極めて高いリセールバリューを維持していますが、売却先を間違えると40〜70万円以上の損失が生まれる可能性があります。
この記事では、2026年9月末に確定したプロの業者間オークション落札データをもとに、ヴェゼルの「本当の買取相場」と「高く評価される条件」を、現行RV系を中心に徹底解説します(先代RU系は参考相場として掲載)。
実際に、ローンが残っている状態や車検が切れてしまったといった複合的な悩みを抱えているケースでも、ヴェゼルの高い輸出需要なら納得の価格で売却できる可能性があります。「売れない」と諦める前に、まずは現在の市場価値を正確に把握しましょう。
【2026年9月の相場概況】
- RU系(先代型)のRSプレミアは縮小:RS・ガソリンがHYBRID Zを23〜44万円上回る(2019年式181万円 vs 158万円、2020年式206万円 vs 162万円)。ただしRSが▼25〜43万円と下落したため、7月の45〜93万円差からは大きく縮まりました
- RV系(現行型)2022年式Gガソリン:254万円(▼37万円)で新車価格227万円を27万円上回る輸出プレミアは健在。同年式e:HEV Z 222万円(▼4)を32万円上回る逆転は継続するも差は縮小
- RV系ガソリンGは下落に転じる:2021年式G 228万円(▼35)、2022年式G 254万円(▼24)、2023年式G 259万円(▼30)と揃って下落。一方e:HEV Zは2022年式+6・2023年式±0とほぼ横ばいで、両者の差が縮小しました
- 2024年式以降はe:HEVがGを上回る:2025年式はe:HEV Z 267万円(▼6) > Gガソリン206万円(▼51)で61万円差、2024年式もe:HEV Z 248万円(▼7) > G 233万円(▼32)で15万円差と、新しい年式ほどハイブリッド優位です
- 輸出先が幅広い実用コンパクトSUV:ヴェゼルは東南アジア・パキスタンなど輸出先が分散しており、特にガソリンGは現地での指名買い需要に支えられています
なぜディーラー下取りと買取専門店でこれほど価格差が生まれるのか、中古車流通の仕組みを理解しておくと交渉時に有利です。
ヴェゼルのモデル概要と輸出市場での評価
まず、あなたのヴェゼルがどのモデルに該当するかを確認しましょう。買取相場は世代とパワートレインによって評価基準が大きく異なります。
現行モデル:RV系(2021年4月〜現在)

主なグレード:
- e:HEV PLaY:最上級グレード(ハイブリッド専用、パノラマルーフ標準)
- e:HEV Z:上級グレード(ハイブリッド)
- e:HEV X:中間グレード(ハイブリッド)
- G:ベースグレード(ガソリン専用、1.5L NA)
新車価格帯: 約227万円〜約341万円
輸出市場での評価:
クーペライクな洗練されたデザインで登場した2代目。発売当初は最上級グレードの「PLaY」に異常なプレミアがついていましたが、現在は落ち着きを見せ、むしろエントリーグレードである「G(ガソリン)」の海外輸出需要が爆発しています。
これは東南アジア(特にマレーシア・パキスタン)でのガソリン車への指名買いが原因です。この「ガソリン車が逆転して高評価」という現象は同クラスのCX-5(ディーゼルが高評価)やRAV4(ガソリン4WDが輸出人気)でも見られ、輸出市場特有のトレンドとなっています。
詳しい売り時の判断基準は車を一番高く売るタイミングで解説していますが、ヴェゼルの場合は「ガソリン車の輸出バブル」と「輸出規制のデッドライン」の2つが特に重要です。
先代モデル:RU系(2013年12月〜2021年3月)

主なグレード:
- HYBRID Z:ハイブリッド最上級グレード
- HYBRID X:ハイブリッド中間グレード
- RS:ガソリンスポーツグレード(1.5L直噴ターボ)
- X / G:ガソリン標準グレード
新車価格帯: 約210万円〜約290万円
前期と後期の重要な違い(2018年2月マイナーチェンジ):
- 前期型(2013-2018年式):1.5L NAエンジンのみ
- 後期型(2018-2021年式):RSグレードに1.5L直噴ターボ追加、Honda SENSING標準装備
輸出市場での評価:
コンパクトSUVの火付け役となった初代モデル。古さを感じさせないデザインで今なお国内・海外問わず大人気です。
RU系は2019年式がRS 181万円 vs HYBRID Z 158万円、2020年式がRS 206万円 vs HYBRID Z 162万円で、RS車のガソリン車プレミアムは23〜44万円です。ただしRSは7月比▼25〜43万円と大きく下落しており、7月の45〜93万円差からは縮小しました。輸出デッドライン通過による流通減少が進んでおり、RU系オーナーにとっては売り時の判断が重要な状況です。
【2026年9月最新】年式・状態別の買取相場データ
一般には公開されないプロの業者間オークション(USS等)の落札データをもとに、ヴェゼルのリアルな買取相場を公開します。
査定表の「評価点(5点・4点・3点…)」の意味が分かりづらい方は、先に中古車の査定基準(評価点)の仕組みを押さえておくとスムーズです。
ヴェゼルは「パワートレイン(ガソリン/ハイブリッド)によって価格差が生まれる特殊な車種」です。9月はRV系のガソリンGが全年式で下落(▼32〜▼51万円)した一方、e:HEV Zはほぼ横ばい(▲1〜▼7万円)で、2024年式以降はe:HEVがGを上回る逆転が生じています。()内は7月比の増減です。
| 年式(グレード) | 評価5点 (極上車) |
評価4点 (良好) |
評価3点以下 (修復歴等) |
|---|---|---|---|
| 2019年式 (RS・ガソリン) (新車:約240万) |
181万円 | 参考163万円 | 128万円 |
| 2019年式 (HYBRID Z) (新車:約271万) |
参考158万円 | 147万円 | 123万円 |
| 2020年式 (RS・ガソリン) |
206万円 | – | – |
| 2020年式 (HYBRID Z) |
参考162万円 | 参考136万円 | – |
| 2021年式 (RS・ガソリン) |
– | – | – |
| 2021年式 (HYBRID Z) |
– | – | – |
| 年式(グレード) | 評価5点 (極上車) |
評価4点 (良好) |
評価3点以下 (修復歴等) |
|---|---|---|---|
| 2021年式 (G・ガソリン) (新車:約227万) |
228万円 | 211万円 | — |
| 2021年式 (e:HEV Z) (新車:約289万) |
213万円 | 191万円 | 189万円 |
| 2022年式 (G・ガソリン) |
254万円 | 232万円 | 参考216万円 |
| 2022年式 (e:HEV Z) |
222万円 | 202万円 | 180万円 |
| 2023年式 (G・ガソリン) |
259万円 | – | – |
| 2023年式 (e:HEV Z) |
239万円 | 231万円 | 209万円 |
| 2024年式 (G・ガソリン) |
233万円 | – | – |
| 2024年式 (e:HEV Z) |
248万円 | 243万円 | 212万円 |
| 2025年式 (G・ガソリン) |
206万円 | – | – |
| 2025年式 (e:HEV Z) |
267万円 | – | – |
※業者間オークション(USS等)の2026年9月落札中央値(税別)。RV系は `G`(ガソリン)・`e:HEV Z`、RU系は `RS・ホンダセンシング`・`ハイブリッドZ` をグレード別に集計。()内は7月比の増減(前号(2026年8月号=2026年7月成約分)掲載値との比較)。サンプルが5件未満の欄は「※参考n数」を併記し、3件未満の欄は「–」として表示を控えています。
相場データから読み取れる重要ポイント
【ポイント①】RU系のRSプレミアは縮小へ
RU系は2019年式がRS 181万円 vs HYBRID Z 158万円で23万円差、2020年式がRS 206万円 vs HYBRID Z 162万円で44万円差となりました。RSのガソリン車プレミアムは健在ですが、RSが7月比▼25〜43万円と大きく下落したため、7月の45〜93万円差から半分程度まで縮まっています。HYBRID Zが横ばい〜小幅高だったことも差の縮小に効いています。
RSプレミアの背景には、東南アジア(マレーシア・パキスタン)でのガソリン車指名買いがあります。ガソリン車は整備しやすく燃料品質への許容度も高いため、現地で確実に需要があります。ただしRS・ガソリンは9月に▼25〜43万円と大きく下落しており、プレミアの縮小が始まっています。RU系RSをお持ちの方は、流通が薄くなり値付けの基準が失われる前に査定を受けることをお勧めします。
【ポイント②】RV系ガソリンGは下落、ただし新車超えは継続
2022年式ガソリンGの評価5点は254万円(7月比▼37万円)で大きく下落しましたが、当時の新車価格227万円を27万円上回る相場は続いています。RV系のガソリンGの輸出需要は引き続き旺盛で、東南アジア(マレーシア・パキスタン)でのガソリン車指名買いが背景にあります。
2023年式Gは259万円(7月比▼32万円)、2022年式Gは254万円(▼37万円)、2021年式Gは228万円(▼32万円)、2024年式Gも233万円(▼32万円)と、2021〜2024年式が揃って30万円超の下落となりました。ガソリンGへの輸出需要そのものは残っていますが、水準の調整がはっきり出た局面です。
【ポイント③】ガソリン優位は継続するも差は縮小、2025年式では逆転
RV系2022年式で比較すると、ガソリンGが254万円に対しe:HEV Zが222万円と32万円の差で、ガソリン優位は継続しています(7月は約67万円差)。新車価格はe:HEV Zの方が約60万円高いことを考えると、実質的な逆転幅はさらに大きくなります。ただし2024年式はG 233万円 vs e:HEV Z 248万円、2025年式はG 206万円 vs e:HEV Z 267万円と、新しい年式ではe:HEVが上回る逆転が出ています。ガソリンGが全年式で▼32〜51万円と下落したことが主因です。
なお、キズやヘコミを修理してから売るべきか迷っている方は、修理費用と査定額上昇の関係を詳しく解説した記事も参考にしてください。また、査定後の減額トラブルを避けるためのポイントも事前に確認しておくと安心です。
輸出で高く売れる!査定額を左右する重要条件
ヴェゼルは「どのパワートレインとオプションを装備しているか」で、輸出業者の買取価格が大きく変動します。以下の条件を満たしている場合、ディーラー下取りより40〜70万円高い査定額が期待できます。
【最重要】輸出価格を決定づける条件
- ガソリンエンジン車(G / RS / X)
最も重要な条件。海外市場(特に東南アジア・パキスタン)ではガソリン車が指名買いされるため、ハイブリッドより30〜50万円高く取引されます。整備しやすく燃料品質への許容度も高いことが理由です。 - パノラマルーフ(RV系PLaY等)
東南アジア・中東市場では必須条件とされ、装備の有無だけで+20〜30万円の評価差が生まれます。 - マルチビューカメラシステム
4つのカメラで周囲を確認できる機能。輸出先の富裕層から高く評価される装備です。 - プレミアムオーディオ
上位グレードの装備。音質へのこだわりが評価されます。 - ボディカラー:プラチナホワイト・パール / クリスタルブラック・パール
ヴェゼルの定番2強カラー。これ以外の色は大幅な減額対象となる可能性があります。
これらの条件を満たすヴェゼルは、輸出業者が直接入札する査定サービスを利用することで、真の価値を評価してもらえます。あなたの車に最適な売却ルートの選び方は、車種×状態別「最適業者マッチング診断」で詳しく解説しています。
ヴェゼルの「本当の売り時」と輸出規制デッドライン
ヴェゼルを売却する際、最も注意すべきは「輸出免税の年式規制」です。
輸出規制のデッドライン
マレーシアなどの主要輸出先では「初度登録から5年以内」の中古車のみ輸入免税措置が適用されます。つまり:
- 2020年式:2025年末で輸出免税期限切れ → すでにデッドライン通過
- 2021年式:2026年末で輸出免税期限切れ → 残り9ヶ月
- 2022年式:2027年末で輸出免税期限切れ → 売却の猶予あり
2021年式以前のヴェゼル(特にガソリン車)をお持ちの方は、輸出免税の対象期間を確認のうえ早めの査定が安心です。RU系は2021年式で流通が枯渇しており(RS 1台・HYBRID Z 0台)、輸出デッドライン通過の影響が背景にあります。デッドラインを過ぎると輸出ルートが狭まり、国内中古車市場の相場(輸出価格より40〜70万円安い)が中心になります。

ヴェゼルを最高値で売るための業者選び
ヴェゼルは「どこに売るか」で50万円以上変わる車種です。輸出ルートを持たないディーラーや買取チェーン店では本来の価値を評価しきれません。
【最適解】輸出業者が直接入札するサービス
ヴェゼルのような輸出人気車を最高値で売るには、東南アジア・パキスタンのバイヤーが直接入札できる仕組みを活用することが最も効率的です。
おすすめ①:CTN車一括査定
【こんな人に最適】
- ガソリン車(G / RS)を持っている
- パノラマルーフ装着車を持っている
- 輸出業者の「本気の査定額」を知りたい
CTNは輸出業者・専門店との提携が強く、ヴェゼルのような輸出人気車で国内相場を40〜70万円上回る査定額が期待できます。
詳しい評判と活用法は、CTN車一括査定のレビュー記事をご確認ください。
\ 輸出需要を最大化!上位3社のみと交渉 /
おすすめ②:MOTA車買取
【こんな人に最適】
- 2022-2025年式など高年式を持っている
- 電話対応を最小限に抑えたい
- じっくり比較検討したい
MOTAは最大20社が査定に参加しますが、電話がかかってくるのは上位3社のみという独自システムです。一括査定の電話ラッシュを避けたい方に最適です。
\ 電話は上位3社のみ!じっくり比較 /
※MOTAの詳しい仕組みや実際の利用者の評判については、MOTA車買取の評判は?「電話は上位3社のみ」の仕組みを解説で詳しく解説しています。
おすすめ③:ユーカーパック
【こんな人に最適】
- 電話対応は1社だけで済ませたい
- 契約後の減額(二重査定)トラブルを絶対に避けたい
- オークション形式でヴェゼルの最高値を狙いたい
ユーカーパックは査定も交渉も窓口1社のみ。最大8,000社が参加するオークションで、契約後の減額が原則禁止という安心感があります。二重査定トラブルが不安な方にとって、特に相性の良いサービスです。
詳しい評判と活用法は、ユーカーパックのレビュー記事をご確認ください。
\ 電話1社のみ!減額なしの安心取引 /
【特殊ケース】ローン残債・車検切れ・書類紛失がある場合
ローンが残っている・車検が切れてしまった・車検証や納税証明書を紛失してしまったといった状況で悩むケースも少なくありません。
それぞれの対処法は以下の記事で詳しく解説しています:
- ローン中の車を高く売る方法!残債を一括返済して手元にお金を残す手順
- 車検切れの車を高く売るには?通さずそのまま売る方が得な理由
- 車の売却に必要な書類一覧|車検証・納税証明書を紛失したときの再発行マニュアル
まとめ:ヴェゼルを最高値で売るための3ステップ
ヴェゼルは国内外で安定した人気を誇るため、「どこに売るか」で50万円以上の差が生まれる車種です。9月はRV系のガソリンGが全年式で下落(▼32〜▼51万円)し、e:HEV Zはほぼ横ばい。2024年式以降はe:HEVがGを上回る逆転が生じています。RU系もRSプレミアが23〜44万円へ縮小しました。
【STEP1】あなたのヴェゼルの「本当の価値」を知る
- 年式・グレード・パワートレイン(ガソリン/ハイブリッド)を確認
- この記事の相場表で適正価格をチェック
- 重要オプション(パノラマルーフ・マルチビューカメラ等)の有無を確認
- 輸出規制のデッドラインを確認(2021年式以前は要注意)
まずは匿名で愛車の買取相場を調べる方法で概算を把握してから、実際の査定に進むのがスムーズです。
【STEP2】輸出ルートを持つ業者に査定依頼
【STEP3】査定額を比較して納得の売却
- 最低3社以上の査定額を比較する
- 「この記事の相場表と比べてどうか?」を基準に判断する
- 契約書の「二重査定(減額)条項」を必ずチェックする
ヴェゼルは「時間との戦い」です。RU系RSの急落に見られるように、ガソリン車バブルの調整は突然やってきます。輸出規制のデッドラインも迫る中、まずは現在の価値を確認することから始めましょう。
\ヴェゼルを最高値で売るための完全ガイド/
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