「CX-5のディーゼルとガソリン、結局どっちが高く売れるの?」「年式が古くてもまだ値段がつく?」
マツダ・CX-5(KF系)は、2017年の発売以来マツダのフラッグシップSUVとして高い人気を誇ります。7月のオークションサンプルデータでは、最新年式が上昇・中位年式が軟化と、年式帯によって方向が分かれました。エンジン種別・グレード・年式によって買取価格に100万円以上の差が生まれることは変わりありません。
この記事では、2026年7月末に確定したプロの業者間オークション落札サンプルデータ(約1,000件)をもとに、CX-5の「本当の買取相場」とエンジン別の評価差を徹底解説します。
実際に、ローンが残っている状態や車検が切れてしまったといった複合的な悩みを抱えているケースでも、CX-5なら適正な売却方法を選べばしっかり値段がつきます。「ディーラーの下取り額が思ったより安い」と感じたら、まずは現在の市場価値を正確に把握しましょう。
【2026年7月の相場概況】
- 年式帯で方向が分かれる:最新年式が上昇し中位年式は軟化。2025年式276万円(▲14)・2026年式271万円(▲4)・2024年式258万円(▲5)が上昇、2023年式235万円(▼10)・2022年式222万円(▼6)・2021年式184万円(▼9)は下落しました
- 旧年式も底堅い:2017年式136万円(▲5)・2018年式138万円(▲2)・2019年式176万円(▲1)と、発売から年数が経った年式も小幅高で価格を維持しています
- 20SガソリンがXDディーゼルを多くの年式で上回る傾向継続:評価5点で20Sガソリンが多くの年式でXDを上回り、特に2022年式は20S 259万円 vs XD 217万円と+42万円差、2023年式も20S 262万円 vs XD 223万円と+39万円差。2024年式も20S 265万円 > XD 250万円
- 輸出先が幅広い中型SUV:CX-5はロシア・東南アジアなど輸出先が分散しており、特定地域の影響を受けにくい構造です。相場の底はしっかりしています
CX-5(KF系)のモデル概要とエンジンラインナップ
まず、あなたのCX-5がどのエンジン・グレードに該当するかを確認しましょう。CX-5はエンジン種別によって型式が異なり、買取相場の傾向も大きく変わります。なぜディーラー下取りと買取専門店でこれほど価格差が生まれるのか、中古車流通の仕組みを理解しておくと交渉時に有利です。

エンジン別の型式と特徴
- KF2P / XD(SKYACTIV-D 2.2 ディーゼルターボ)
サンプル全体の約64%を占める主力エンジン。トルクフルな走りと高い燃費性能が魅力。2017年式の比率が最も高い - KFEP / 20S(SKYACTIV-G 2.0 ガソリン)
約25%のシェア。2022年以降はブラックトーンエディション人気により比率が拡大し、ディーゼルに並ぶ存在に - KF5P / 25S・25T(SKYACTIV-G 2.5 ガソリン/ガソリンターボ)
約11%とマイナー。Lパッケージや25Tエクスクルーシブモードなど上位グレード中心
主なグレード(サンプル比率順)
- XD プロアクティブ(最多):ディーゼルの売れ筋グレード
- XD Lパッケージ(2位):本革シート・BOSE等のフル装備
- 20S プロアクティブ(3位):ガソリンの標準グレード
- 20S ブラックトーンエディション(4位):2021年以降の特別仕様車。ガソリン車ながら最高値圏
- XD エクスクルーシブモード(5位):2018年後期から設定された上位グレード
- XD ブラックトーンエディション(6位):ディーゼル版の特別仕様車。ガソリン版より低い水準で取引
前期と後期の違い(2018年3月商品改良)
KF系CX-5は2018年3月の商品改良を境に前期型・後期型に分かれます。後期型ではGベクタリングコントロールプラスの追加、360°ビューモニター搭載拡大などが行われました。相場面では2017年式と2018年式の間に約2万円(評価5点比較)の価格差があり、後期型は中古車市場でも安定した評価を得ています。
【2026年7月最新】年式・状態別の買取相場データ
一般には公開されないプロの業者間オークション落札サンプルデータをもとに、CX-5のリアルな買取相場を公開します。
査定表の「評価点(5点・4点・3点…)」の意味が分かりづらい方は、先に中古車の査定基準(評価点)の仕組みを押さえておくとスムーズです。
全エンジン統合の相場表
| 年式 | 評価5点 (すごくきれい) |
評価4点 (きれい) |
評価3点以下 (普通・修復歴等) |
前月比 (評価5点) |
|---|---|---|---|---|
| 2026年式 | 271万円 | — | — | ▲4万円 |
| 2025年式 | 276万円 | — | — | ▲14万円 |
| 2024年式 | 258万円 | 205万円 | — | ▲5万円 |
| 2023年式 | 235万円 | 197万円 | 179万円 | ▼10万円 |
| 2022年式 | 222万円 | 177万円 | 154万円 | ▼6万円 |
| 2021年式 | 184万円 | 156万円 | 144万円 | ▼9万円 |
| 2020年式 | 173万円 | 154万円 | 104万円 | ▼1万円 |
| 2019年式 | 176万円 | 156万円 | 125万円 | ▲1万円 |
| 2018年式 | 138万円 | 108万円 | 87万円 | ▲2万円 |
| 2017年式 | 136万円 | 102万円 | 82万円 | ▲5万円 |
※業者間オークション(USS等)の落札中央値(税別)。KF2P/KFEP/KF5P全エンジン統合。サンプル数:約1,000件(2026年7月成約分)。評価3点以下は評価3点の落札分(修復歴ありは含みません)。前月比は前号=2026年7月号掲載値との比較。サンプルが5件未満の欄は「—」として表示を控えています。
【注目】全年式で横ばい〜小幅高、下落基調が落ち着く
7月データで注目すべきは、年式帯によって方向が分かれた点です。最新年式は2025年式276万円(▲14)・2026年式271万円(▲4)・2024年式258万円(▲5)と上昇、中位年式は2023年式235万円(▼10)・2022年式222万円(▼6)・2021年式184万円(▼9)と軟化しました。旧年式は2019年式176万円(▲1)・2018年式138万円(▲2)・2017年式136万円(▲5)で小幅高です。流通台数の多い中位年式で供給が厚く、流通の薄い最新年式が強含む構図です。なお2025年式276万円が2026年式271万円を上回っていますが、2026年式は評価5点のサンプルが8件と薄く、月次の変動が出やすい点に留意してください。CX-5はロシア・東南アジアなど幅広い輸出先に支えられ、相場の底はしっかりしています。
【ポイント①】2017年式でも130万円台を維持
発売から9年が経過した2017年式でも、評価5点なら平均136万円で取引されています(前月比▲5万円)。マツダの「SKYACTIV技術」への信頼と、CX-5のデザイン耐性の高さが価格を支えています。
【ポイント②】2021→2022年の大きな価格段差は継続
2021年式の評価5点は184万円、2022年式は222万円と38万円の差が残り、前号の35万円からむしろ広がりました。2022年以降の20Sブラックトーンエディション系の集積が相場を押し上げる構造は変わっていません。
なお、キズやヘコミを修理してから売るべきか迷っている方は、修理費用と査定額上昇の関係を詳しく解説した記事も参考にしてください。また、査定後の減額トラブルを避けるためのポイントも事前に確認しておくと安心です。
【注目】20Sガソリン車がXDディーゼルを逆転!エンジン別の相場分析
CX-5の買取相場で最も重要なポイントは、「XDディーゼル=高い」という常識が逆転していることです。7月データでも20Sガソリンが多くの年式でXDディーゼルを上回る傾向が継続しています。
エンジン別の平均相場比較(評価5点)
| 年式 | 20S ガソリン (KFEP) |
XD ディーゼル (KF2P) |
25S/T ガソリン (KF5P) |
ガソリン20S vs XD 差額 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年式 | 271万円 | 277万円 | — | −6万円 |
| 2024年式 | 265万円 | 250万円 | — | +15万円 |
| 2023年式 | 262万円 | 223万円 | 213万円 | +39万円 |
| 2022年式 | 259万円 | 217万円 | 222万円 | +42万円 |
| 2021年式 | 186万円 | 184万円 | — | +2万円 |
| 2020年式 | — | 168万円 | — | — |
| 2019年式 | 184万円 | 166万円 | — | +18万円 |
※業者間オークション(USS等)の2026年7月落札サンプルデータ(税別・評価5点)。サンプルが5件未満の欄は「—」としています(2020年式の20S・2025年式と2021年式の25S/Tなど)。
20Sガソリン車がXDディーゼルを多くの年式で上回る傾向が継続しています。特に2022年式では20S 259万円 vs XD 217万円と+42万円差、2023年式も20S 262万円 vs XD 223万円と+39万円差です。2024年式も20S 265万円 vs XD 250万円と+15万円差。ガソリン車への需要が引き続き強く、ディーゼル優位という思い込みが通用しない状況が続いています(2025年式は少数サンプルでXDがやや上回ります)。
なぜガソリン車が高いのか?
- ブラックトーンエディションという特別仕様車の存在:2023年式の20S BTE 評価5点は266万円、2024年式は267万円と、同年式のガソリン20S全体(262万円・265万円)を上回っている。装備充実度と希少性の高さが価格を支えている
- ディーゼルの維持費懸念:DPF再生やススの蓄積等、高走行ディーゼルの整備リスクを嫌う国内買い手が増加
- 2025年式ではXDが逆転:一方で2025年式はXDが277万円と20Sの271万円をやや上回っており、年式によって構図が異なる点に注意が必要(いずれも少数サンプル)
主要グレード別の相場(評価5点)
| グレード | 2021年式 | 2022年式 | 2023年式 | 2024年式 |
|---|---|---|---|---|
| 20S ブラックトーンエディション | 218万円 | 259万円 | 266万円 | 267万円 |
| 20S プロアクティブ | 199万円 | 236万円 | 223万円 | — |
| XD エクスクルーシブモード | 178万円 | 221万円 | 241万円 | — |
| XD ブラックトーンエディション | 199万円 | 217万円 | 220万円 | 261万円 |
| XD プロアクティブ | 169万円 | 174万円 | 149万円 | — |
※業者間オークション(USS等)の2026年7月落札サンプルデータ(税別・評価5点)。−はサンプル1件以下のため非掲載。
XDディーゼルのオーナーは注意が必要です。「ディーゼル=高く売れる」という思い込みでディーラー下取りに出すと、実際のオークション相場より大幅に安い価格を提示される可能性があります。必ず複数業者の査定を比較してから判断しましょう。
査定額を左右する重要オプションと条件
CX-5は「グレード」と「装備」の組み合わせで査定額が大きく変動します。以下の条件に該当する車両は、ディーラー下取りより高い査定が期待できます。
【高評価】査定額を押し上げるポイント
- 20Sブラックトーンエディションであること
2023年式 評価5点で266万円と、同年式のXDプロアクティブ(149万円)やXDブラックトーンエディション(220万円)を上回る。専用エクステリア・本革シート等のフル装備と希少性が価格を支えている - サンルーフ(SR)装備
オークションデータの装備欄に「SR」がある車両は、非装備車に比べて高値で落札。ブラックトーンエディションやLパッケージとの組み合わせが好評価 - 4WD(AWD)
2021〜2023年式の各エンジンで4WDは2WDに対して20〜30万円高い相場で取引。降雪地域のユーザーからの安定需要が背景 - 人気ボディカラー
パール(スノーフレイクホワイトパール)・黒(ジェットブラック)・グレー(マシーングレー)が高評価。赤(ソウルレッド)も人気だがリペア歴に注意
グレードの序列(2022年式以降)
- 20S ブラックトーンエディション(259〜267万円・1位)
- XD ブラックトーンエディション(217〜261万円・2024年式261万円はn2の参考値)
- XD エクスクルーシブモード(221〜241万円)
- 20S プロアクティブ(223〜236万円)
- XD プロアクティブ(149〜174万円)
あなたの車に最適な売却ルートの選び方は、車種×状態別「最適業者マッチング診断」で詳しく解説しています。
CX-5の「本当の売り時」と価格下落リスク
CX-5はアルファードやランクルのような大きな輸出プレミアがある車種ではないため、長期的には「時間の経過=価格下落」の傾向が出やすい車種です。7月は最新年式が上昇する一方で2021〜2023年式の中位年式は軟化しており、年式によって下落圧力の強さが分かれています。
年式別の売り時判断
- 2017〜2018年式:130〜145万円台で底値圏に近づいている。年間5〜10万円ペースの緩やかな下落。走行距離10万km超えると急落リスクあり
- 2019〜2020年式:7月は2019年式176万円(▲1)・2020年式173万円(▼1)とほぼ横ばい。長期的には緩やかな下落方向のため、売却を迷っているなら早めの査定が安心
- 2021〜2025年式:7月は2021〜2023年式が軟化、2024〜2025年式は上昇と方向が分かれました。高値圏にある2024〜2025年式は今のうちに査定だけでも受けておくと安心。20Sブラックトーンエディションは2023年式266万円、2024年式267万円と高値を保っています
次期モデルチェンジのリスク
マツダの新世代ラージ商品群への移行が進む中、CX-5のモデルチェンジ発表があれば現行KF系の相場は確実に下落します。特にブラックトーンエディション等の特別仕様車は新型が出ると急落する傾向があるため、乗り換えを検討しているなら今のうちに行動することをおすすめします。
詳しい売り時の判断基準は車を一番高く売るタイミングで解説しています。

CX-5を最高値で売るための業者選び
CX-5は国内需要が中心の車種であり、アルファードやランクルのような「輸出業者で大幅プレミアム」は期待しにくい反面、複数業者の競合による査定額アップが非常に有効な車種です。
【最適解】複数業者が競合する一括査定サービス
おすすめ①:CTN車一括査定
【こんな人に最適】
- 20Sブラックトーンエディション・XD Lパッケージ等の高グレード車
- 専門店の「本気の査定額」を知りたい
- 電話対応は3社程度なら問題ない
CTNは専門店との提携が強く、CX-5のような国内需要車でもディーラー下取りより高い査定額が期待できます。詳しい評判と活用法は、CTN車一括査定のレビュー記事をご確認ください。
\ 専門店が競合!上位3社のみと交渉 /
おすすめ②:MOTA車買取
【こんな人に最適】
- 高年式・高グレードのCX-5を持っている
- 電話対応を最小限に抑えたい
- じっくり比較検討したい
MOTAは最大20社が査定に参加しますが、電話がかかってくるのは上位3社のみという独自システムです。一括査定の電話ラッシュを避けたい方に最適です。
\ 電話は上位3社のみ!じっくり比較 /
※MOTAの詳しい仕組みや実際の利用者の評判については、MOTA車買取の評判は?「電話は上位3社のみ」の仕組みを解説で詳しく解説しています。
おすすめ③:ユーカーパック
【こんな人に最適】
- 電話対応が1社だけで済ませたい
- 契約後の減額トラブルを絶対に避けたい
- オークション形式で最高値を狙いたい
ユーカーパックは査定も交渉も窓口1社のみ。最大8,000社が参加するオークションで、契約後の減額が原則禁止という安心感があります。詳しい評判と活用法は、ユーカーパックのレビュー記事をご確認ください。
\ 電話1社のみ!減額なしの安心取引 /
【特殊ケース】ローン残債がある場合
「ローンが残っているから売れない」と諦めている方も多いですが、CX-5は年式・グレードによっては十分な査定額が期待できるため、買取金額でローンを完済し、手元にお金を残すことも可能です。詳しい手順と注意点は、ローン中の車を高く売る方法!で解説しています。
【特殊ケース】車検切れ・書類紛失の場合
車検が切れてしまった場合や、車検証・納税証明書を紛失してしまった場合でも、CX-5なら出張査定で売却が可能です。
まとめ:CX-5を最高値で売るための3ステップ
CX-5はエンジン種別・グレード・年式によって100万円以上の価格差が生まれる車種です。特に「20SガソリンがXDディーゼルを多くの年式で上回っている(2022年式で+42万円差・2023年式で+39万円差)」「7月は最新年式が上昇し中位年式が軟化した」という直近の傾向を知っているかどうかで、売却戦略が変わります。
【STEP1】あなたのCX-5の「本当の価値」を知る
- 型式(KF2P/KFEP/KF5P)・グレード・オプション装備を確認
- この記事の相場表で適正価格をチェック
- 20Sブラックトーンエディション・XDエクスクルーシブモード該当なら「相場より高い」期待可能
まずは匿名で愛車の買取相場を調べる方法で概算を把握してから、実際の査定に進むのがスムーズです。
【STEP2】複数業者に査定依頼
【STEP3】査定額を比較して納得の売却
- 複数の査定額を比較(最低3社)
- 「この相場表の価格より低い理由」を確認
- 契約書の「二重査定(減額)条項」をチェック
CX-5の高年式帯は下落が加速しており、次期モデルチェンジの動向次第では急落リスクもある車種です。モデルチェンジのアナウンスが出る前が最も有利な売却タイミング。まずは現在の価値を確認することから始めましょう。
\ CX-5を最高値で売るための完全ガイド/
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