「新型エクストレイル(T33)のリセールは高い?」「旧型のT32はまだ値段がつくの?」
日産・エクストレイルは、2022年にフルモデルチェンジでe-POWERを搭載した新型(T33系)を投入し、旧型(T32系)との間に大きな世代格差が生まれています。同じ2022年式でもT33型はT32型より38万円高いなど、モデルの違いが買取価格に直結する車種です。
この記事では、2026年7月末に確定したプロの業者間オークション落札データ(T32系1,000台+T33系226台)をもとに、エクストレイルの「本当の買取相場」と高く売るための条件を、現行T33系を中心に徹底解説します(先代T32系は参考相場として掲載)。
実際に、ローンが残っている状態や車検が切れてしまったといった状況でも、適切な売却先を選べば納得の価格で手放せます。まずは現在の市場価値を正確に把握しましょう。
【2026年7月の相場概況】
- T33型(全グレード統合):高年式が反落し、2026年式437万円(▼13万円)・2025年式354万円(▼31万円)・2024年式329万円(▼2万円)。一方2023年式は313万円(▲9万円)と上昇しています
- T33型 e-4ORCE vs 2WD:e-4ORCE(4WD)が流通の92%を占め、2WDは約8%。e-4ORCEプレミアムは引き続き健在
- T32型 全体:据え置きを解除し7月データで再集計。2022年式(最終型)は評価5点で231万円。T33型2022年式(269万円)との世代間格差は38万円まで縮まりました
- 輸出先が幅広い中型SUV:T32型はロシア・東南アジアなど輸出先が分散しており、特定地域の影響を受けにくい構造です。T33型は国内のe-4ORCE需要に支えられています
エクストレイルのモデル概要と世代別ガイド
エクストレイルは現在2つの世代が中古車市場で流通しています。世代によって買取相場の水準がまったく異なるため、まずご自身の車両がどちらに該当するかを確認してください。なぜディーラー下取りと買取専門店で価格差が生まれるのか、中古車流通の仕組みを理解しておくと交渉時に有利です。
現行型:T33系(2022年7月〜)

主なグレード:
- G e-4ORCE:最量販グレード。オークション流通の約63%を占める。プロパイロット+全方位カメラ標準
- X e-4ORCE:約17%。装備を絞ったエントリー4WD
- オーテック e-4ORCE:専用エクステリアの上級仕様。希少で高値傾向
- G / X(2WD):約6%と少数。e-4ORCEと比べて明確に安い
パワートレイン:全車e-POWER(シリーズハイブリッド)。4WD車は「e-4ORCE」の電動トルクベクタリング4WDを搭載。ガソリン仕様(T33型)はごく少数の流通。
先代モデル:T32系(2013年12月〜2022年)

主なグレード(流通量順):
- 20X エマージェンシーブレーキパッケージ(約26%):2013〜2017年の主力。安全装備付き
- 20Xi(約16%):2017年マイナーチェンジ後の主力グレード。プロパイロット搭載可
- 20X ハイブリッド(約10%):T32系のハイブリッド。ただし相場面ではガソリン車に劣後
- 20Xtt エマージェンシーブレーキパッケージ(約4%):本革シート等のフル装備モデル
重要なマイナーチェンジ(2017年6月):フロントデザイン刷新、プロパイロット搭載、グレード体系を20X→20Xiに変更。2017年式以降は相場が明確に上昇し、2016年以前とは別物の評価を受けています。
【2026年7月最新】T33系(現行型)の買取相場データ
一般には公開されないプロの業者間オークション(USS等)の落札データをもとに、現行T33系のリアルな買取相場を公開します。
査定表の「評価点(5点・4点・3点…)」の意味が分かりづらい方は、先に中古車の査定基準(評価点)の仕組みを押さえておくとスムーズです。
T33系 年式×評価点 相場表
| 年式(T33系) | 評価5点 (極上車) |
前月比 | 評価4点 (良好) |
前月比 | 評価3点以下 (傷多め等) |
前月比 | 修復歴あり | 前月比 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022年式(デビュー年) | 269万円 | ▼17万円 | 233万円 | ▼31万円 | — | – | — | – |
| 2023年式 | 313万円 | ▲9万円 | 271万円 | ▲8万円 | — | – | 201万円 | – |
| 2024年式 | 329万円 | ▼2万円 | — | – | — | – | — | – |
| 2025年式 | 354万円 | ▼31万円 | — | – | — | – | — | – |
| 2026年式 | 437万円 | ▼13万円 | — | – | — | – | — | – |
※業者間オークション(USS等)の落札中央値(税別)。e-POWER全グレード統合。「評価3点以下」は評価点3の車両のみで、修復歴は独立した列に分けています。サンプル数:226台(2026年7月成約分)。前月比は6月落札中央値との比較。T33系は流通量が限られるため評価5点中心の掲載とし、評価4点・3点以下・修復歴はサンプルが揃った欄のみ表示しています(2023年式の修復歴あり201万円は今号から表示条件を満たしたセルのため前月比はありません)。2025年式(n20)・2026年式(n21)の評価5点はサンプルが少なめのため参考値としてご覧ください。
T33系 Gグレード vs Xグレード(評価5点・e-4ORCE)
| 年式(5点) | G e-4ORCE | X e-4ORCE | 差額 |
|---|---|---|---|
| 2022年式 | 314万円 | 267万円 | +47万円 |
| 2023年式 | 320万円 | 290万円 | +30万円 |
| 2024年式 | 335万円 | 306万円 | +29万円 |
| 2025年式 | 354万円 | — | — |
GグレードはXグレードに対して29〜47万円のプレミアムがついています。プロパイロット+全方位カメラ+本革シート等の装備充実度が評価されており、Gグレードの方がリセールで有利です。前月の37〜68万円からは差が縮小しました(2025年式はXのサンプルが僅少のため差額は非掲載)。
T33系 相場の注目ポイント
【ポイント①】高年式が反落、2023年式は上昇
2025年式は354万円(前月比▼31万円)、2026年式は437万円(▼13万円)と、前月に上昇した高年式が反落しました。一方で2023年式は313万円(▲9万円)と上昇しており、値ごろ感のある年式に需要が移った形です。T33系は月あたりの出品が20台前後の年式が多く、月次の振れが大きい点にご留意ください。
【ポイント②】e-4ORCE(4WD)の圧倒的人気
オークション流通の92%がe-4ORCE。2WDは8%しかなく、「エクストレイル=e-4ORCE」というイメージが中古車市場でも定着しています。2WDは相場が20〜50万円安いため、購入時にe-4ORCEを選んだ方はリセール面でも有利です。
【ポイント③】オーテック仕様は希少プレミアム
オーテックe-4ORCEのアドバンスドパッケージは、7月データの評価5点で2023年式342万円(n5)と通常のG e-4ORCE(320万円)を22万円上回ります。2025年式では405万円(n3)です。いずれも月あたりの出品が数台にとどまる希少グレードのため、査定額は個体の状態に大きく左右されます。
【2026年7月最新】T32系(先代型)の買取相場データ
T32系 年式×評価点 相場表
| 年式(T32系) | 評価5点 (極上車) |
前月比 | 評価4点 (良好) |
前月比 | 評価3点以下 (傷・過走行等) |
前月比 | 修復歴あり | 前月比 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2014年式 | — | – | 43万円 | -2 | 37万円 | +3 | 35万円 | – |
| 2015年式 | 67万円 | -7 | 41万円 | -5 | 31万円 | +1 | — | – |
| 2016年式 | 71万円 | -11 | 51万円 | +5 | 35万円 | ±0 | 32万円 | – |
| 2017年式(MC後) | 101万円 | -6 | 73万円 | -8 | 59万円 | +3 | 49万円 | – |
| 2018年式 | 132万円 | +17 | 91万円 | -2 | 73万円 | ±0 | 66万円 | – |
| 2019年式 | 149万円 | +22 | 112万円 | +1 | 75万円 | -3 | — | – |
| 2020年式 | 165万円 | +7 | 109万円 | +2 | 54万円 | -32 | — | – |
| 2021年式 | 153万円 | -17 | 127万円 | -17 | 71万円 | -46 | — | – |
| 2022年式(最終型) | 231万円 | -30 | 207万円 | – | — | – | — | – |
※業者間オークション(USS等)の落札中央値(税別)。ガソリン・ハイブリッド統合、4WD・2WD統合。「評価3点以下」は評価点3の車両のみで、修復歴は独立した列に分けています。サンプル数:1,000台(2026年7月成約分)。前号までは前月の集計を据え置いており、実データから再現できない値が含まれていました。今号から7月データで再集計しているため、前号の掲載値とは直接比較できません。前月比は6月の同じ集計との比較で、単位は万円。修復歴ありの欄は今号から表示条件を満たしたセルが多く、前月比を付していません。赤線はマイナーチェンジ(2017年6月)の境界。
T32系 相場の注目ポイント
【ポイント①】据え置きを解除して7月データで再集計
T32系はこれまで前月の集計を据え置いていましたが、今号から7月データで再集計しました。2022年式(最終型)は評価5点231万円で、前号掲載の219万円より高く出ています。ただし6月の同じ集計(261万円)からは▼30万円で、実勢では下落基調です。T33系の中古車流通が増えるなか、世代交代により中期的にも下押しされやすい局面です。
【ポイント②】2015〜2016年式は底値圏、2018〜2019年式は上昇
2015年式は評価5点で67万円(前月74万円から−7万円)、2016年式は71万円(82万円から−11万円)と下落が続きます。一方2018年式は132万円(+17万円)、2019年式は149万円(+22万円)と上昇しており、マイナーチェンジ後の年式に需要が集中しています。前期型はまだ値段がつくうちに売却するのが得策です。
【ポイント③】T32型ハイブリッドにプレミアムなし
T32系のハイブリッド(HNT32/HT32)はガソリン車との価格差がほぼゼロ、むしろガソリン4WDの方が高い年式もあるのが実態です。ハイブリッドバッテリーの劣化リスクが嫌気されている可能性があり、「ハイブリッドだから高く売れる」という期待は持たないほうがよいでしょう。
なお、キズやヘコミを修理してから売るべきか迷っている方は、修理費用と査定額上昇の関係を解説した記事も参考にしてください。また、査定後の減額トラブルを避けるためのポイントも事前に確認しておくと安心です。
同年式でも38万円差!T33型 vs T32型の「世代間格差」
エクストレイルの買取で最も重要なのは「世代の違い」です。2022年式は新旧両モデルが併存しており、評価5点でT33型269万円 vs T32型231万円と38万円の世代間格差があります。前号は据え置きデータとの比較で約67万円としていましたが、同じ7月データで揃えると差はここまで縮まります。それでもe-POWERを搭載したT33型のリセールが上回る構図は変わりません。
T32系をお持ちの方は、相場がこれ以上下がる前に行動することをおすすめします。
エクストレイルの「本当の売り時」
T33系(現行型)の売り時
- 2022〜2023年式:評価5点は290〜310万円と比較的安定。ただし新車供給の正常化でプレミアムは徐々に縮小。乗り換え検討中なら今のうちに査定を
- 2025〜2026年式:6月は高年式が上昇(2026年式450万円・2025年式385万円)。高値圏のうちに査定だけでも受けておくと安心です
T32系(先代型)の売り時
- 2017〜2021年式:106〜175万円を維持しているが、T33系中古の増加で下落が加速中。売却を迷っているなら早めの行動を推奨
- 2014〜2016年式:40〜81万円台と底値圏。急落リスクは低いが、走行距離10万km超えでさらに下がるステップあり
詳しい売り時の判断基準は車を一番高く売るタイミングで解説しています。

エクストレイルを最高値で売るための業者選び
エクストレイルはT33系の高年式なら国内需要、T32系の旧型なら輸出需要も含めた評価がポイントです。特にT32系4WDは東南アジア・中東向けの輸出ルートで国内相場を上回る価格がつくことがあります。
【最適解】複数業者が競合する一括査定サービス
おすすめ①:CTN車一括査定
【こんな人に最適】
- T32系の4WDモデルを持っている(輸出評価に強い)
- T33系 G e-4ORCEの「本気の査定額」を知りたい
- 電話対応は3社程度なら問題ない
CTNは輸出業者・専門店との提携が強く、エクストレイルのような4WD SUVでディーラー下取りより高い査定額が期待できます。
詳しい評判と活用法は、CTN車一括査定のレビュー記事をご確認ください。
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おすすめ②:MOTA車買取
【こんな人に最適】
- T33系の高年式モデルを持っている
- 電話対応を最小限に抑えたい
- じっくり比較検討したい
MOTAは最大20社が査定に参加しますが、電話がかかってくるのは上位3社のみという独自システムです。一括査定の電話ラッシュを避けたい方に最適です。
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※MOTAの詳しい仕組みや実際の利用者の評判については、MOTA車買取の評判は?「電話は上位3社のみ」の仕組みを解説で詳しく解説しています。
おすすめ③:ユーカーパック
【こんな人に最適】
- 電話対応が1社だけで済ませたい
- 契約後の減額トラブルを絶対に避けたい
- オークション形式で最高値を狙いたい
ユーカーパックは査定も交渉も窓口1社のみ。最大8,000社が参加するオークションで、契約後の減額が原則禁止という安心感があります。
詳しい評判と活用法は、ユーカーパックのレビュー記事をご確認ください。
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【特殊ケース】ローン残債がある場合
「ローンが残っているから売れない」と諦めている方でも、T33系なら高い査定額が期待できるため、買取金額でローンを完済し手元にお金を残すことも可能です。詳しい手順はローン中の車を高く売る方法!で解説しています。
【特殊ケース】車検切れ・書類紛失の場合
車検が切れてしまった場合や、車検証・納税証明書を紛失してしまった場合でも出張査定で売却が可能です。以下の記事も参考にしてください:
まとめ:エクストレイルを最高値で売るための3ステップ
エクストレイルはT33系とT32系の世代間格差が大きく、同じ2022年式でも約67万円の差が生まれています。6月はT33系が高年式を中心に上昇しており、e-4ORCEの需要は底堅い状況です。一方でT32系は世代交代により下押しされやすく、売却を検討している方は早めの査定が安心です。
【STEP1】あなたのエクストレイルの「本当の価値」を知る
- 型式(T33系 SNT33/T33 or T32系 NT32/HNT32等)・グレード・駆動方式を確認
- この記事の相場表で適正価格をチェック
- T33 G e-4ORCE該当なら「高プレミアム」、T32ハイブリッドなら「ガソリンと同等」と認識
まずは匿名で愛車の買取相場を調べる方法で概算を把握してから、実際の査定に進むのがスムーズです。
【STEP2】複数業者に査定依頼
【STEP3】査定額を比較して納得の売却
- 複数の査定額を比較(最低3社)
- 「この相場表の価格より低い理由」を確認
- 契約書の「二重査定(減額)条項」をチェック
T32系オーナーの方は早めの査定が安心です。T33系との世代間格差は約67万円あります。T33系の中古車流通が増えるほどT32系の相場は下押しされやすくなります。乗り換えを検討しているなら、早めの行動が最善の選択です。
\ エクストレイルを最高値で売るための完全ガイド/
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