「今のヴェルファイア、いくらで売れるんだろう?」「アルファードと比べて相場はどう動いているの?」
アルファードの兄弟車であり、よりアグレッシブでスポーティな独自の存在感から根強い支持を集めるトヨタ・ヴェルファイア。アルファード同様、中古車市場や海外輸出において極めて高い資産価値を維持していますが、売却先を間違えると50〜100万円以上の損失が生まれる可能性があります。
この記事では、2026年6月末に確定したプロの業者間オークション落札データをもとに、ヴェルファイアの「本当の買取相場」と「高く評価される条件」を、現行40系を中心に徹底解説します(先代30系は参考相場として掲載)。
実際に、ローンが残っている状態や車検が切れてしまったといった複合的な悩みを抱えているケースでも、ヴェルファイアの高いリセールバリューなら納得の価格で売却できる可能性があります。「売れない」と諦める前に、まずは現在の市場価値を正確に把握しましょう。
【2026年6月の相場概況】
- 40系(現行型):年式でまちまち。2025年式は738万円(−29)、主力2024年式643万円(−36)と反落、2023年式654万円(+29)・2026年式723万円(+3)は小幅上昇。相場全体が高値横ばいのなか高年式が調整(輸出要因の影響は限定的)
- 30系後期(2018-2023年):2020年式が前月比▲12万円、2018〜2019年式は▼14〜▼23万円(いずれも前月の集計)。価格は年式ごとにまちまちで、輸出免税の年式規制が構造要因として残る。数値は前月の集計を参考掲載
- 30系前期(2015-2017年):2017年以前評価5点は▼6万円で小幅な下落、概ね横ばい。流通台数の少なさが値動きを増幅する傾向は継続中
なぜディーラー下取りと買取専門店でこれほど価格差が生まれるのか、中古車流通の仕組みを理解しておくと交渉時に有利です。
ヴェルファイアのモデル概要と輸出市場での評価
まず、あなたのヴェルファイアがどのモデルに該当するかを確認しましょう。買取相場は世代によって評価基準が大きく異なります。
現行モデル:40系(2023年6月〜現在)

主なグレード:
- Z Premier(2.4Lターボ/ハイブリッド):ヴェルファイア専用グレード
- Executive Lounge(ハイブリッド):最上級グレード
新車価格帯: 655万円〜892万円
輸出市場での評価:
アルファードにはない「2.4Lターボエンジン」を搭載した「Z Premier」が最大の特徴です。スポーティな走りと専用の黒基調の装飾が人気を集め、中古車市場でも強いプレミア価格がついています。
6月のオークションでは40系が年式でまちまちの動きとなりました。2025年式は前月比−29万円(評価5点738万円)、主力2024年式も−36万円(643万円)と反落した一方、2023年式は+29万円(654万円)、2026年式は+3万円(723万円)と小幅上昇しました。流通台数がアルファードより少ないぶん、市場のセンチメント変化が価格に直結しやすい構造で、相場全体が高値横ばいのなか高年式が調整しています(輸出要因の影響は限定的)。詳しい売り時の判断基準は車を一番高く売るタイミングで解説しています。
先代モデル:30系(2015年1月〜2023年5月)

主なグレード:
- ZG / Z”G エディション”:輸出で最も人気のグレード
- ゴールデンアイズ / ゴールデンアイズII:特別仕様車(専用エクステリア)
- Executive Lounge / Executive Lounge Z:最上級グレード
- Z / Z”A エディション”:標準グレード
新車価格帯: 約350万円〜約780万円
前期と後期の重要な違い(2018年1月マイナーチェンジ):
- 前期型(2015-2017年式):三眼LEDヘッドライトがオプション
- 後期型(2018-2023年式):三眼LEDヘッドライト標準化、Toyota Safety Sense(第2世代)搭載
輸出市場での評価:
型落ちとなった現在でも、マレーシア・ロシア・中東向けの輸出需要が極めて旺盛です。特にZG×ムーンルーフ×白/黒ボディの組み合わせは、国内ディーラー査定額を50〜100万円上回る輸出価格がつきます。
ただし、2015-2017年式の前期型は輸出免税の対象期間を過ぎており、評価は国内相場が中心になりやすい点に留意してください。
特別仕様車の「ゴールデンアイズ」は、専用のゴールド加飾と専用エクステリアで人気が高く、通常のZグレードより10〜20万円高い評価を得られることがあります。
【2026年6月最新】年式・状態別の買取相場データ
一般には公開されないプロの業者間オークション(USS等)の落札データをもとに、ヴェルファイアのリアルな買取相場を公開します。
査定表の「評価点(5点・4点・3点…)」の意味が分かりづらい方は、先に中古車の査定基準(評価点)の仕組みを押さえておくとスムーズです。
| 年式(型式) | 評価5点 (極上車) |
評価4点 (良好) |
評価3点以下 (修復歴等) |
前月比 (5点) |
|---|---|---|---|---|
| 2017年以前 (30系前期) |
209万円 | 168万円 | 141万円 | ▼6万円 |
| 2018年式 (30系後期) |
279万円 | 233万円 | 205万円 | ▼14万円 |
| 2019年式 (30系後期) |
297万円 | 270万円 | 241万円 | ▼23万円 |
| 2020年式 (30系後期) |
302万円 | 258万円 | 232万円 | ▲12万円 |
| 2021年式 (30系後期) |
348万円 | 302万円 | 276万円 | ▼5万円 |
| 2022年式 (30系後期) |
331万円 | 323万円 | 239万円 | ▼19万円 |
| 2023年式 (30系最終) |
366万円 | — | — | ▼12万円 |
| 2023年式 (40系デビュー) |
654万円 | — | — | ▲29万円 |
| 2024年式 (40系) |
643万円 | — | — | ▼36万円 |
| 2025年式 (40系) |
738万円 | — | — | ▼29万円 |
| 2026年式 (40系最新) |
723万円 | — | — | ▲3万円 |
※業者間オークション(USS等)の2026年6月落札中央値(税別)。AGH30W(30系)・TAHA40W・AAHH40W(40系)の代表的グレードを集計。走行距離3万km前後・修復歴なしを基準。前月比は評価5点の変動額(40系は前号=6月号掲載値との比較。30系は前月の集計を参考掲載)。一部年式はサンプル数が少ないため参考値。
相場データから読み取れる重要ポイント
【ポイント①】30系後期は年式ごとにまちまち(前月の集計)
30系後期は2020年式が前月比▲12万円、一方で2018年式▼14万円、2019年式▼23万円、2021年式▼5万円、2022年式▼19万円とばらつきがありました。なお30系の数値は前月の集計を参考として据え置いています。流通台数が少ないヴェルファイアは1台ごとの成約が中央値に効きやすく、年式間の振れが大きく出やすい構造です。輸出免税の年式規制は構造要因として残るため、対象年式は売却タイミングの判断が重要です。
【ポイント②】40系は高値圏で調整、2025年式が牽引継続
40系は年式でまちまちとなり、2025年式は738万円(−29万円)、主力2024年式は643万円(−36万円)と反落した一方、2023年式は654万円(+29万円)、2026年式は723万円(+3万円)と小幅上昇しました。新車登録から1年未満の極上車は6月も約60台が流通し供給は厚く、相場全体が高値横ばいのなかで高年式が調整しました。注目すべきは2025年式(738万円) > 2026年式(723万円)の年式逆転が続いている点で、Z Premier単一グレードの希少性プレミアが2025年式に色濃く残っています。
【ポイント③】流通台数の少なさが値動きを増幅
ヴェルファイアの30系後期(2018〜2023年式)の流通台数はアルファードの約1/3、40系も約2/3です。この流通量の少なさが値動きを増幅するため、月ごとの価格変動はアルファードより大きくなりがちです。2023年式40系は6月に+29万円と上昇するなど月次で振れており、これも「乱高下しやすい構造」を示す一例です。売却タイミングの判断難易度はアルファード以上で、タイミングによって評価差が出やすい点に注意が必要です。
なお、キズやヘコミを修理してから売るべきか迷っている方は、修理費用と査定額上昇の関係を詳しく解説した記事も参考にしてください。また、査定後の減額トラブルを避けるためのポイントも事前に確認しておくと安心です。
輸出で高く売れる!査定額を左右する重要オプション
ヴェルファイアは「どのオプションを装備しているか」で、輸出業者の買取価格が大きく変動します。以下の条件を満たしている場合、ディーラー下取りより50〜100万円高い査定額が期待できます。
【最重要】輸出価格を決定づけるオプション
- ツインムーンルーフ / デュアルムーンルーフ
マレーシアなど東南アジアでは「サンルーフ付き」が必須条件とされ、装備の有無だけで+50万円の評価差が生まれます。 - 14インチリヤシートエンターテインメントシステム
後席モニターの有無も輸出評価を大きく左右します。特に中東市場では「VIP仕様」として高い需要があります。 - プレミアムナッパ本革シート
合成皮革と本革では輸出価格が明確に異なります。Executive Loungeが高値で取引される最大の理由です。 - 三眼LEDヘッドライト
2018年以降の後期型で標準装備化されたことが、前期型との価格差を生む要因の一つです。 - ボディカラー:ブラック(202)の特別な価値
ヴェルファイアに関しては、特にブラック(202)の人気が非常に高く、アルファード以上に黒ボディの評価が高い傾向にあります。プラチナホワイトパールマイカと並ぶ2強カラーです。
これらの条件を満たすヴェルファイアは、輸出業者が直接入札する査定サービスを利用することで、真の価値を評価してもらえます。あなたの車に最適な売却ルートの選び方は、車種×状態別「最適業者マッチング診断」で詳しく解説しています。
人気グレードの序列と評価差
【40系(現行型)】
- Z Premier(ターボ):ヴェルファイア専用グレード、圧倒的1位
- Z Premier(ハイブリッド)
- Executive Lounge(ハイブリッド)
【30系(先代型)】
- ZG / Z”G エディション”(輸出で最人気)
- ゴールデンアイズ / ゴールデンアイズII(特別仕様車)
- Executive Lounge / Executive Lounge Z
- Z”A エディション”
- Z(標準グレード)
30系のZGは、輸出業者が「指名買い」するほどの人気グレードです。流通量が多く扱いやすいため、実質的な買取価格ではExecutive Loungeと同等以上の評価を得られることもあります。
ヴェルファイアの「本当の売り時」と輸出規制デッドライン
ヴェルファイアを売却する際、最も注意すべきは「輸出免税の年式規制」です。この期限を1日でも過ぎると、輸出業者が買い付けできなくなり、査定額が数十万円単位で下落します。
マレーシア向け輸出の規制ライン
マレーシアでは「初度登録から5年以内」の中古車のみ輸入免税措置が適用されます。つまり:
- 2019年式:2024年末で輸出免税期限切れ → すでにデッドライン通過
- 2020年式:2025年末で輸出免税期限切れ → すでにデッドライン通過。輸出ルートでのプレミアは縮小しやすく、国内相場中心の評価になりやすい
- 2021年式:2026年末で輸出免税期限切れ → 年内が売り時の目安
2021年式(2026年末期限)のヴェルファイアをお持ちの方は、年内が売却判断の目安です。免税対象期間を過ぎると輸出業者の買い付けが終了し、国内中古車市場の相場でしか売れなくなるため、対象年式は期限前の査定が安心です。なお2020年式以前はすでに免税対象期間を過ぎています。

40系の売り時判断
現行の40系は「新車納期遅延」という特殊事情により、中古車相場が高騰してきました。6月は年式でまちまち(2023・2026年式が上昇、2024・2025年式は反落)です。中期的には次の調整要因も意識されます:
- 6月は2023年式+29万円・2026年式+3万円と小幅上昇の一方、2024年式−36万円・2025年式−29万円と反落。高値圏で年式ごとにまちまちの調整
- トヨタの生産体制が正常化すれば、新車納期は短縮される
- 新車がすぐ買えるようになれば、中古車のプレミア相場は崩壊する
- マイナーチェンジ(2026年後半予想)で現行型が「旧型」扱いになる
- 流通台数が少ないぶん、下落時の値動きがアルファードより激しい
- 新車登録1年未満の極上車が継続的に流通しており、供給は厚い状態が続く
6月は40系が年式でまちまちの動きでしたが、新車納期の正常化やマイナーチェンジ(2026年後半予想)など中期的な下押し要因は残ります。流通台数が少ないヴェルファイアは値動きが速い傾向があるため、高値圏が続く今のうちに、売却を検討している方は早めに査定を受けておくと安心です。なお、ヴェルファイアからのサイズダウンを検討中の方は、同じトヨタミニバンのノアの買取相場やヴォクシーの買取相場も合わせて確認し、乗り換え先の資産価値も把握しておくと判断しやすくなります。
ヴェルファイアを最高値で売るための業者選び
ヴェルファイアは「どこに売るか」で査定額が100万円以上変わる車種です。輸出ルートを持たないディーラーや買取チェーン店では本来の価値を評価しきれません。
【最適解】輸出業者が直接入札するサービス
ヴェルファイアのような輸出人気車を最高値で売るには、マレーシア・ロシア・中東のバイヤーが直接入札できる仕組みを活用することが最も効率的です。
おすすめ①:CTN車一括査定
【こんな人に最適】
- 30系ZG・ゴールデンアイズ・ムーンルーフ付きを持っている
- 輸出業者の「本気の査定額」を知りたい
- 電話対応は3社程度なら問題ない
CTNは輸出業者・専門店との提携が強く、ヴェルファイアのような輸出人気車で国内相場を50〜100万円上回る査定額が期待できます。
詳しい評判と活用法は、CTN車一括査定のレビュー記事をご確認ください。
\ 輸出需要を最大化!上位3社のみと交渉 /
おすすめ②:MOTA車買取
【こんな人に最適】
- 40系Z Premier(ターボ)など高年式・高グレード車
- 電話対応を最小限に抑えたい
- じっくり比較検討したい
MOTAは最大20社が査定に参加しますが、電話がかかってくるのは上位3社のみという独自システムです。一括査定の電話ラッシュを避けたい方に最適です。
\ 電話は上位3社のみ!じっくり比較 /
※MOTAの詳しい仕組みや実際の利用者の評判については、MOTA車買取の評判は?「電話は上位3社のみ」の仕組みを解説で詳しく解説しています。
おすすめ③:ユーカーパック
【こんな人に最適】
- 電話対応が1社だけで済ませたい
- 契約後の減額トラブルを絶対に避けたい
- オークション形式で最高値を狙いたい
ユーカーパックは査定も交渉も窓口1社のみ。最大8,000社が参加するオークションで、契約後の減額が原則禁止という安心感があります。
詳しい評判と活用法は、ユーカーパックのレビュー記事をご確認ください。
\ 電話1社のみ!減額なしの安心取引 /
【特殊ケース】ローン残債がある場合
「ローンが残っているから売れない」と諦めている方も多いですが、ヴェルファイアの高いリセールバリューなら、買取金額でローンを完済し、手元にお金を残すことも可能です。詳しい手順と注意点は、ローン中の車を高く売る方法!で解説しています。
【特殊ケース】車検切れ・書類紛失の場合
車検が切れてしまった場合や、車検証・納税証明書を紛失してしまった場合でも、ヴェルファイアなら出張査定で高値売却が可能です。詳しくは以下の記事を参考にしてください:
まとめ:ヴェルファイアを最高値で売るための3ステップ
ヴェルファイアは国内外で圧倒的な人気を誇るため、「どこに売るか」で100万円以上の差が生まれる車種です。6月は40系が高値圏で調整したものの、新車納期の正常化やマイナーチェンジといった中期的な下押し要因も踏まえ、納得の価格で手放すための手順を整理します。
【STEP1】あなたのヴェルファイアの「本当の価値」を知る
- 年式・グレード・オプション装備を確認
- この記事の相場表で適正価格をチェック
- 輸出規制のデッドラインを確認(2020年式は残り約8ヶ月、2021年式は年内)
まずは匿名で愛車の買取相場を調べる方法で概算を把握してから、実際の査定に進むのがスムーズです。
【STEP2】輸出ルートを持つ業者に査定依頼
【STEP3】査定額を比較して納得の売却
- 複数の査定額を比較(最低3社)
- 「この相場表の価格より低い理由」を確認
- 契約書の「二重査定(減額)条項」をチェック
ヴェルファイアは「時間との戦い」です。6月は40系が年式でまちまち(2024・2025年式が反落)となりました。30系は前月の集計を参考として据え置いています。流通台数が少ないぶん値動きが大きく出やすい点に注意が必要です。輸出規制のデッドライン、新車納期の正常化、マイナーチェンジなど、相場を下げる要因は常に意識されます。まずは現在の価値を確認することから始めましょう。
\ ヴェルファイアを最高値で売るための完全ガイド/
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