「今のヴェルファイア、いくらで売れるんだろう?」「アルファードと比べて相場はどう動いているの?」
アルファードの兄弟車であり、よりアグレッシブでスポーティな独自の存在感から根強い支持を集めるトヨタ・ヴェルファイア。アルファード同様、中古車市場や海外輸出において極めて高い資産価値を維持していますが、売却先を間違えると50〜100万円以上の損失が生まれる可能性があります。
この記事では、2026年4月末に確定したプロの業者間オークション落札データをもとに、ヴェルファイアの「本当の買取相場」と「輸出で評価される条件」を徹底解説します。
実際に、ローンが残っている状態や車検が切れてしまったといった複合的な悩みを抱えているケースでも、ヴェルファイアの高いリセールバリューなら納得の価格で売却できる可能性があります。「売れない」と諦める前に、まずは現在の市場価値を正確に把握しましょう。
【2026年4月の相場概況】
- 40系(現行型):2026年式が前月比▼36万円の大幅下落で軟化加速。一方、2025年式は▲6万円と唯一上昇し、Z Premier単一グレードの希少性プレミアが残存。新車即流し110台の供給過剰とホルムズ海峡封鎖による中東向け需要剥落が下落要因
- 30系後期(2018-2023年):2020年式のみ前月比▲12万円と単独で逆行高。2025年末の輸出免税デッドラインまで残り約8ヶ月の年式に駆け込みが集中。2018〜2019年式は▼14〜▼23万円で反落、デッドライン通過済みの年式から需要が抜けている
- 30系前期(2015-2017年):2017年以前評価5点は▼6万円で小幅な下落、概ね横ばい。流通台数の少なさが値動きを増幅する傾向は継続中
なぜディーラー下取りと買取専門店でこれほど価格差が生まれるのか、中古車流通の仕組みを理解しておくと交渉時に有利です。
ヴェルファイアのモデル概要と輸出市場での評価
まず、あなたのヴェルファイアがどのモデルに該当するかを確認しましょう。買取相場は世代によって評価基準が大きく異なります。
現行モデル:40系(2023年6月〜現在)

主なグレード:
- Z Premier(2.4Lターボ/ハイブリッド):ヴェルファイア専用グレード
- Executive Lounge(ハイブリッド):最上級グレード
新車価格帯: 655万円〜892万円
輸出市場での評価:
アルファードにはない「2.4Lターボエンジン」を搭載した「Z Premier」が最大の特徴です。スポーティな走りと専用の黒基調の装飾が人気を集め、中古車市場でも強いプレミア価格がついています。
ただし、4月のオークションでは40系の軟化が継続的に進行しています。2026年式は前月比▼36万円(評価5点)、2024年式も▼28万円と顕著な下落が継続。一方、2025年式は▲6万円と唯一の上昇で、Z Premier単一グレードの希少性プレミアが残っています。流通台数がアルファードより少ないぶん、市場のセンチメント変化が価格に直結しやすい構造に加え、ホルムズ海峡封鎖による中東向け輸出需要の剥落も下落要因になっています。詳しい売り時の判断基準は車を一番高く売るタイミングで解説しています。
先代モデル:30系(2015年1月〜2023年5月)

主なグレード:
- ZG / Z”G エディション”:輸出で最も人気のグレード
- ゴールデンアイズ / ゴールデンアイズII:特別仕様車(専用エクステリア)
- Executive Lounge / Executive Lounge Z:最上級グレード
- Z / Z”A エディション”:標準グレード
新車価格帯: 約350万円〜約780万円
前期と後期の重要な違い(2018年1月マイナーチェンジ):
- 前期型(2015-2017年式):三眼LEDヘッドライトがオプション
- 後期型(2018-2023年式):三眼LEDヘッドライト標準化、Toyota Safety Sense(第2世代)搭載
輸出市場での評価:
型落ちとなった現在でも、マレーシア・ロシア・中東向けの輸出需要が極めて旺盛です。特にZG×ムーンルーフ×白/黒ボディの組み合わせは、国内ディーラー査定額を50〜100万円上回る輸出価格がつきます。
ただし、2015-2017年式の前期型は輸出規制のデッドラインが迫っており、売却タイミングを誤ると数十万円単位で損をするリスクがあります。
特別仕様車の「ゴールデンアイズ」は、専用のゴールド加飾と専用エクステリアで人気が高く、通常のZグレードより10〜20万円高い評価を得られることがあります。
【2026年4月最新】年式・状態別の買取相場データ
一般には公開されないプロの業者間オークション(USS等)の落札データをもとに、ヴェルファイアのリアルな買取相場を公開します。
査定表の「評価点(5点・4点・3点…)」の意味が分かりづらい方は、先に中古車の査定基準(評価点)の仕組みを押さえておくとスムーズです。
| 年式(型式) | 評価5点 (極上車) |
評価4点 (良好) |
評価3点以下 (修復歴等) |
前月比 (5点) |
|---|---|---|---|---|
| 2017年以前 (30系前期) |
209万円 | 168万円 | 141万円 | ▼6万円 |
| 2018年式 (30系後期) |
279万円 | 233万円 | 205万円 | ▼14万円 |
| 2019年式 (30系後期) |
297万円 | 270万円 | 241万円 | ▼23万円 |
| 2020年式 (30系後期) |
302万円 | 258万円 | 232万円 | ▲12万円 |
| 2021年式 (30系後期) |
348万円 | 302万円 | 276万円 | ▼5万円 |
| 2022年式 (30系後期) |
331万円 | 323万円 | 239万円 | ▼19万円 |
| 2023年式 (30系最終) |
366万円 | — | — | ▼12万円 |
| 2023年式 (40系デビュー) |
616万円 | 603万円 | 512万円 | ▼10万円 |
| 2024年式 (40系) |
640万円 | 570万円 | 532万円 | ▼28万円 |
| 2025年式 (40系) |
750万円 | 727万円 | — | ▲6万円 |
| 2026年式 (40系最新) |
706万円 | — | — | ▼36万円 |
※業者間オークション(USS等)の2026年4月落札平均額(税別)。AGH30W(30系)・TAHA40W・AAHH40W(40系)の代表的グレードを集計。走行距離3万km前後・修復歴なしを基準。前月比は評価5点の変動額。一部年式はサンプル数が少ないため参考値。
相場データから読み取れる重要ポイント
【ポイント①】30系後期は2020年式の単独逆行高、デッドライン駆動が鮮明
30系後期は2020年式のみ前月比▲12万円と単独で上昇。一方、2018年式▼14万円、2019年式▼23万円、2021年式▼5万円、2022年式▼19万円と他年式は軒並み下落しました。2020年式は2025年末の輸出免税デッドラインまで残り約8ヶ月の年式で、駆け込み需要が集中していると見られます。アルファードでは2018〜2020年式が3月の駆け込み急騰から4月で全て反落しているのに対し、ヴェルファイアは流通台数が少ないぶん「デッドライン年式」への売り急ぎが価格に直結しやすい構造です。
【ポイント②】40系の異例な動き — 2025年式が唯一の上昇、2026年式は▼36万円の急落
40系は2025年式が▲6万円と唯一上昇(評価5点750万円)、一方2026年式は▼36万円(評価5点706万円)と急落。新車登録から1年未満の極上車が4月だけで110台もオークションに流通しており、「新車即流し」の供給過剰がうかがえます。注目すべきは2025年式(750万円) > 2026年式(706万円)の年式逆転で、Z Premier単一グレードの希少性プレミアが2025年式に残存している一方、2026年式は供給増で価格が崩れています。ホルムズ海峡封鎖による中東向け需要剥落もこの動きを加速させています。
【ポイント③】流通台数の少なさが値動きを増幅、外的ショックに敏感
ヴェルファイアの30系後期(2018〜2023年式)の流通台数はアルファードの約1/3、40系も約2/3です。この流通量の少なさが値動きを増幅するため、ホルムズ海峡封鎖のような外的ショック発生時の価格変動はアルファード以上に大きくなりがちです。前月号で取り上げた2023年式40系の▼71万円という極端な下落は4月で▼10万円に落ち着いていますが、これも「乱高下しやすい構造」を示す一例です。売却タイミングの判断難易度はアルファード以上で、ベストタイミングを逃すと損失が拡大しやすい点に注意が必要です。
なお、キズやヘコミを修理してから売るべきか迷っている方は、修理費用と査定額上昇の関係を詳しく解説した記事も参考にしてください。また、査定後の減額トラブルを避けるためのポイントも事前に確認しておくと安心です。
輸出で高く売れる!査定額を左右する重要オプション
ヴェルファイアは「どのオプションを装備しているか」で、輸出業者の買取価格が大きく変動します。以下の条件を満たしている場合、ディーラー下取りより50〜100万円高い査定額が期待できます。
【最重要】輸出価格を決定づけるオプション
- ツインムーンルーフ / デュアルムーンルーフ
マレーシアなど東南アジアでは「サンルーフ付き」が必須条件とされ、装備の有無だけで+50万円の評価差が生まれます。 - 14インチリヤシートエンターテインメントシステム
後席モニターの有無も輸出評価を大きく左右します。特に中東市場では「VIP仕様」として高い需要があります。 - プレミアムナッパ本革シート
合成皮革と本革では輸出価格が明確に異なります。Executive Loungeが高値で取引される最大の理由です。 - 三眼LEDヘッドライト
2018年以降の後期型で標準装備化されたことが、前期型との価格差を生む要因の一つです。 - ボディカラー:ブラック(202)の特別な価値
ヴェルファイアに関しては、特にブラック(202)の人気が非常に高く、アルファード以上に黒ボディの評価が高い傾向にあります。プラチナホワイトパールマイカと並ぶ2強カラーです。
これらの条件を満たすヴェルファイアは、輸出業者が直接入札する査定サービスを利用することで、真の価値を評価してもらえます。あなたの車に最適な売却ルートの選び方は、車種×状態別「最適業者マッチング診断」で詳しく解説しています。
人気グレードの序列と評価差
【40系(現行型)】
- Z Premier(ターボ):ヴェルファイア専用グレード、圧倒的1位
- Z Premier(ハイブリッド)
- Executive Lounge(ハイブリッド)
【30系(先代型)】
- ZG / Z”G エディション”(輸出で最人気)
- ゴールデンアイズ / ゴールデンアイズII(特別仕様車)
- Executive Lounge / Executive Lounge Z
- Z”A エディション”
- Z(標準グレード)
30系のZGは、輸出業者が「指名買い」するほどの人気グレードです。流通量が多く扱いやすいため、実質的な買取価格ではExecutive Loungeと同等以上の評価を得られることもあります。
ヴェルファイアの「本当の売り時」と輸出規制デッドライン
ヴェルファイアを売却する際、最も注意すべきは「輸出免税の年式規制」です。この期限を1日でも過ぎると、輸出業者が買い付けできなくなり、査定額が数十万円単位で下落します。
マレーシア向け輸出の規制ライン
マレーシアでは「初度登録から5年以内」の中古車のみ輸入免税措置が適用されます。つまり:
- 2019年式:2024年末で輸出免税期限切れ → すでにデッドライン通過
- 2020年式:2025年末で輸出免税期限切れ → 残り約8ヶ月。4月は▲12万円と単独で逆行高、デッドライン駆け込み需要が集中
- 2021年式:2026年末で輸出免税期限切れ → 年内が売り時の目安
2020年式以前のヴェルファイアをお持ちの方は、今すぐ査定を受けることを強く推奨します。4月のデータでは2020年式が▲12万円と逆行高となり、デッドラインが近づくにつれて駆け込み需要が集中しています。ただしこの「駆け込み」は永続せず、ホルムズ海峡封鎖が長期化すれば国内在庫の滞留で需要側が買い疲れる可能性もあります。期限を過ぎると、国内中古車市場の相場(輸出価格より50〜100万円安い)でしか売れなくなります。

40系の売り時判断
現行の40系は「新車納期遅延」という特殊事情により、中古車相場が異常高騰してきました。しかし4月のデータでは軟化が継続的に進行しており:
- 2026年式で▼36万円、2024年式で▼28万円と下落が継続。2025年式のみ▲6万円と希少性プレミアが残るが例外的
- トヨタの生産体制が正常化すれば、新車納期は短縮される
- 新車がすぐ買えるようになれば、中古車のプレミア相場は崩壊する
- マイナーチェンジ(2026年後半予想)で現行型が「旧型」扱いになる
- 流通台数が少ないぶん、下落時の値動きがアルファードより激しい
- ホルムズ海峡封鎖でUAE経由の中東向け輸出が機能停止し、Z Premier(PHEV)が得意とする中東向け需要源が縮小
「最高値はすでにピークアウト済み」と捉えるべきです。3月の調整開始から4月で軟化が継続しており、2026年式の▼36万円という大幅下落は供給過剰局面への移行を裏付けています。流通台数が少ないヴェルファイアは下落スピードが速い傾向があるため、売却を検討している方は早めの行動をおすすめします。なお、ヴェルファイアからのサイズダウンを検討中の方は、同じトヨタミニバンのノアの買取相場やヴォクシーの買取相場も合わせて確認し、乗り換え先の資産価値も把握しておくと判断しやすくなります。
ヴェルファイアを最高値で売るための業者選び
ヴェルファイアは「どこに売るか」で査定額が100万円以上変わる車種です。輸出ルートを持たないディーラーや買取チェーン店では本来の価値を評価しきれません。
【最適解】輸出業者が直接入札するサービス
ヴェルファイアのような輸出人気車を最高値で売るには、マレーシア・ロシア・中東のバイヤーが直接入札できる仕組みを活用することが最も効率的です。
おすすめ①:CTN車一括査定
【こんな人に最適】
- 30系ZG・ゴールデンアイズ・ムーンルーフ付きを持っている
- 輸出業者の「本気の査定額」を知りたい
- 電話対応は3社程度なら問題ない
CTNは輸出業者・専門店との提携が強く、ヴェルファイアのような輸出人気車で国内相場を50〜100万円上回る査定額が期待できます。
詳しい評判と活用法は、CTN車一括査定のレビュー記事をご確認ください。
\ 輸出需要を最大化!上位3社のみと交渉 /
おすすめ②:MOTA車買取
【こんな人に最適】
- 40系Z Premier(ターボ)など高年式・高グレード車
- 電話対応を最小限に抑えたい
- じっくり比較検討したい
MOTAは最大20社が査定に参加しますが、電話がかかってくるのは上位3社のみという独自システムです。一括査定の電話ラッシュを避けたい方に最適です。
\ 電話は上位3社のみ!じっくり比較 /
※MOTAの詳しい仕組みや実際の利用者の評判については、MOTA車買取の評判は?「電話は上位3社のみ」の仕組みを解説で詳しく解説しています。
おすすめ③:ユーカーパック
【こんな人に最適】
- 電話対応が1社だけで済ませたい
- 契約後の減額トラブルを絶対に避けたい
- オークション形式で最高値を狙いたい
ユーカーパックは査定も交渉も窓口1社のみ。最大8,000社が参加するオークションで、契約後の減額が原則禁止という安心感があります。
詳しい評判と活用法は、ユーカーパックのレビュー記事をご確認ください。
\ 電話1社のみ!減額なしの安心取引 /
【特殊ケース】ローン残債がある場合
「ローンが残っているから売れない」と諦めている方も多いですが、ヴェルファイアの高いリセールバリューなら、買取金額でローンを完済し、手元にお金を残すことも可能です。詳しい手順と注意点は、ローン中の車を高く売る方法!で解説しています。
【特殊ケース】車検切れ・書類紛失の場合
車検が切れてしまった場合や、車検証・納税証明書を紛失してしまった場合でも、ヴェルファイアなら出張査定で高値売却が可能です。詳しくは以下の記事を参考にしてください:
まとめ:ヴェルファイアを最高値で売るための3ステップ
ヴェルファイアは国内外で圧倒的な人気を誇るため、「どこに売るか」で100万円以上の差が生まれる車種です。4月のオークションでは40系の軟化が継続し、ホルムズ海峡封鎖の長期化リスクも重なって、売却の緊急度は高まっています。
【STEP1】あなたのヴェルファイアの「本当の価値」を知る
- 年式・グレード・オプション装備を確認
- この記事の相場表で適正価格をチェック
- 輸出規制のデッドラインを確認(2020年式は残り約8ヶ月、2021年式は年内)
まずは匿名で愛車の買取相場を調べる方法で概算を把握してから、実際の査定に進むのがスムーズです。
【STEP2】輸出ルートを持つ業者に査定依頼
【STEP3】査定額を比較して納得の売却
- 複数の査定額を比較(最低3社)
- 「この相場表の価格より低い理由」を確認
- 契約書の「二重査定(減額)条項」をチェック
ヴェルファイアは「時間との戦い」です。4月で40系の軟化が継続し、特に2026年式は▼36万円の大幅下落となりました。30系後期も2020年式のみが逆行高で、デッドライン年式への駆け込みが鮮明です。流通台数が少ないぶん、一度下落トレンドに入ると回復が遅い傾向があります。輸出規制のデッドライン、新車納期の正常化、ホルムズ海峡封鎖による輸出ルートの不確実性、マイナーチェンジ……相場を下げる要因は常に存在します。まずは現在の価値を確認することから始めましょう。
\ ヴェルファイアを最高値で売るための完全ガイド/
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