「プリウスの買取相場はどれくらい?」「60系はまだ高く売れる?50系はもう値落ちした?」
トヨタ・プリウスは、60系(現行型)がデザイン刷新で大きな話題を呼び、中古車市場でもZグレードを中心にプレミア価格が続いてきましたが、9月のUSSデータでは最量販の2023年式が大きく下落しました。50系(先代型)も2017〜2018年式が下落に転じており、年式・グレード・状態によって50〜100万円以上の差が生まれる構造は変わりません。
この記事では、2026年9月末に確定した60系(現行型)の業者間オークション落札データ(895件)をもとに、プリウスの「本当の買取相場」と「グレード別の評価ポイント」を徹底解説します(先代50系は参考相場として掲載)。
実際に、ローンが残っている状態や車検が切れてしまったといった悩みを抱えているケースでも、適切なルートで売却すれば納得の価格が期待できます。まずは現在の市場価値を正確に把握しましょう。
【2026年9月の相場概況】
- 60系Zグレード(2.0L HV):2023年式 評価5点で275万円(7月比▼4万円)、2024年式は287万円(▼11万円)、2025年式は300万円(▼12万円)。高年式ほど下げ幅が大きい
- 60系G/X/Uグレード:Zとの価格差が明確。2023年式 評価5点でGは242万円、Uは224万円、Xは209万円。ZとXの差は年式により64〜79万円
- 50系(先代型):2016〜2018年式が中心。2018年式▲13万円・2017年式▲4万円と上昇し、2016年式は±0万円。2017年式のSセーフティプラスは評価5点で134万円と最高値
- 高年式ほど調整が進む:プリウスは国内HV中心で輸出要因の影響は小さい車種です。9月は60系全体で2025年式が264万円(▼35万円)と大きく下げ、2024年式も269万円(▼8万円)と軟化しました。一方で最新の2026年式は335万円(▲9万円)と上昇しており、新車供給の正常化が高年式から順に効いていると考えられます
プリウスのモデル概要と買取市場での評価
まず、あなたのプリウスがどのモデルに該当するかを確認しましょう。買取相場は世代・パワートレイン・グレードによって評価基準が大きく異なります。なぜディーラー下取りと買取専門店で価格差が生まれるのか、中古車流通の仕組みを理解しておくと交渉時に有利です。
現行モデル:60系(2023年1月〜現在)

型式と駆動系:
- MXWH60:2.0Lダイナミックフォースエンジン+ハイブリッド(Z / Gグレード)
- ZVW60:1.8Lハイブリッド(X / Uグレード)
主なグレード(買取評価の高い順):
- Z(2.0L HV):最上級グレード。19インチアルミ・12.3型ナビ標準。買取市場で圧倒的な人気
- G(2.0L HV):Zに次ぐ上級グレード。パワートレインはZと同じ2.0L
- U(1.8L HV):1.8Lエンジンの上級仕様。装備充実だがパワートレインで差がつく
- X(1.8L HV):エントリーグレード。法人・レンタカー向けも多い
買取市場での評価:
60系プリウスはデザインの大幅刷新により若年層からの支持も獲得。ただし9月データでは2025年式が▼35万円と大きく下落しており、高年式から順に調整が進み始めています。
先代モデル:50系(2015年12月〜2022年)

型式:ZVW50(全グレード共通・1.8Lハイブリッド)
主なグレード(買取評価の高い順):
- Sセーフティプラス / Sセーフティプラス ツートーン:Toyota Safety Sense P装備の人気グレード
- Sツーリングセレクション:17インチアルミ・合成皮革シートの上級スポーティ仕様
- S:標準グレード。取引量が最も多い
買取市場での評価:
50系は型落ちから年数が経過し、年式よりもグレードと走行距離が価格を大きく左右する段階に入っています。9月データでは2017〜2018年式が下落に転じ、走行10万km超の個体には明確な下落圧力がかかっています。
【2026年9月最新】60系プリウスの買取相場データ
一般には公開されないプロの業者間オークション(USS等)の落札データをもとに、60系プリウスのリアルな買取相場を公開します。
査定表の「評価点(5点・4点・3点…)」の意味が分かりづらい方は、先に中古車の査定基準(評価点)の仕組みを押さえておくとスムーズです。
60系 全体(年式×評価点)相場表
| 年式 | 評価5点 (すごくきれい) |
評価4点 (きれい) |
評価3点以下 (普通・修復歴等) |
サンプル数 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年式 | 335万円 | — | — | 8 |
| 2025年式 | 264万円 | 280万円 | — | 56 |
| 2024年式 | 269万円 | 252万円 | 262万円 | 80 |
| 2023年式 | 248万円 | 209万円 | 202万円 | 200 |
※業者間オークション(USS等)の落札中央値(税別)。MXWH60 2.0L・ZVW60 1.8L全グレード統合。「評価3点以下」は評価点3の車両のみで、修復歴車は含みません。サンプル数:567件(2026年9月成約分)。この表に7月比の列はありません(グレード別の増減は下の表と本文をご覧ください)。2025年式の評価3点以下(n3)はサンプル不足のため非表示です。
【注目】60系は2023年式が大きく下落
9月データでは、全グレード統合の2025年式が264万円と7月比▼35万円まで下げました。初回車検や新車供給の正常化を背景に、高年式から順に調整が進んでいます。2024年式は269万円(▼8万円)、2023年式は248万円(▼2万円)で、最新の2026年式のみ335万円(▲9万円)と上昇しました。
60系 グレード別相場(評価5点)
| 年式 | Z(2.0L) | G(2.0L) | U(1.8L) | X(1.8L) | Z vs X 差額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年式 | 300万円 | 258万円 | 229万円 | 236万円 | +64万円 |
| 2024年式 | 287万円 | 250万円 | 220万円 | 208万円 | +79万円 |
| 2023年式 | 275万円 | 242万円 | 224万円 | 209万円 | +66万円 |
※業者間オークション(USS等)の2026年9月落札中央値(税別・評価5点)。グレード名の完全一致で集計。サンプル数は2025年式がZ58/G16/U7/X9、2024年式がZ65/G16/U18/X7、2023年式がZ174/G37/U94/X32。U・Xの2024〜2025年式はサンプルが少ないため参考値としてご覧ください。
【グレード別の価格差に注意】
60系プリウスはグレード間の価格差が非常に大きい車種です。2023年式・評価5点を例にとると、Zグレード(2.0L)は275万円で取引される一方、Xグレード(1.8L)は209万円にとどまります。グレードだけで66万円の差が生じており、Uグレードはエントリー向けながら224万円と健闘しています。なお差が最も大きいのは2024年式で、Z287万円に対しX208万円と79万円開いています。
さらに、Zグレード内でもボディカラーとムーンルーフの有無で15〜30万円の差がつきます。パール・黒×ムーンルーフ付きが最高値圏で、黄・赤・青などの個性的なカラーは10〜20万円安くなる傾向です。
【2026年9月最新】50系プリウスの買取相場データ
先代の50系プリウスは取引量が非常に多く(9月のUSSデータだけで1,000件)、年式2015〜2018年が中心です。
50系 全体(年式×評価点)相場表
| 年式 | 評価5点 (すごくきれい) |
評価4点 (きれい) |
評価3点以下 (普通・修復歴等) |
7月比 (評価5点) |
|---|---|---|---|---|
| 2018年式 | 132万円 | 99万円 | 74万円 | ▲13万円 |
| 2017年式 | 127万円 | 103万円 | 69万円 | ▲4万円 |
| 2016年式 | 124万円 | 91万円 | 56万円 | ±0万円 |
| 2015年式 | — | 74万円 | 49万円 | — |
※業者間オークション(USS等)の2026年9月落札中央値(税別)。ZVW50全グレード混合。「評価3点以下」は評価点3の車両のみで、修復歴車は含みません。サンプル数:829件(2026年9月成約分)。2015年式の評価5点と2019年式はサンプル不足のため非表示としています。
50系 グレード別相場(2017年式・評価5点)
| グレード(2017年式) | 評価5点 | 評価4点 | 評価3点以下 | Sとの差額 (評価5点) |
|---|---|---|---|---|
| Sツーリングセレクション | 参考120万円 | 110万円 | 76万円 | 参考+1万円 |
| Sセーフティプラス | 134万円 | 103万円 | 71万円 | +15万円 |
| S(標準) | 参考119万円 | 97万円 | 67万円 | 基準 |
※業者間オークション(USS等)の2026年9月落札中央値(税別)。2017年式・グレード名の完全一致。サンプル数はSツーリングセレクションn12、Sセーフティプラスn34、S(標準)n3。基準となるS(標準)の評価5点がn3と少ないため、差額は目安としてご覧ください。
相場データから読み取れる重要ポイント
【ポイント①】60系の下落は2024〜2025年式に集中
Zグレードは2025年式が7月比▼12万円、2024年式が▼11万円、2023年式が▼4万円と全年式で下落しました。全グレード統合で見ると2025年式が▼35万円と最も大きく下げています。一方で最新の2026年式は▲9万円と上昇しました。新車納期の正常化による供給増は高年式から順に効いてくるため、2024〜2025年式の長期保有はリスクです。
【ポイント②】50系は「年式差」より「状態差」が大きい
2016年式(124万円)と2017年式(127万円)の差はわずか3万円、2018年式(132万円)を含めても8万円の幅にとどまります。しかし同じ2017年式でも、Sセーフティプラスの評価5点は134万円なのに対し、S(標準)の評価3点以下は67万円と2倍の開きがあります。年式ではなく状態とグレードで選別される段階です。
【ポイント③】50系は2018年式の下げが最も大きい
9月は2018年式が▲13万円、2017年式が▲4万円と下落し、上昇したのは2016年式(±0万円)だけでした。60系2023年式の供給増が、価格帯の近い50系の高年式(2018年式)から需要を吸い上げている可能性があります。50系のなかでも高年式ほど早めの売却判断が必要です。
査定額を左右する!プリウスの重要な評価ポイント
プリウスは取引量が非常に多い車種だからこそ、「同じ年式・同じグレードでも状態で大きな差」が生まれます。以下のポイントを押さえておきましょう。
【60系】査定額に影響する装備
- パワートレイン(2.0L vs 1.8L)
同年式・同評価点で比較すると、2.0L(Z/G)は1.8L(X/U)より64〜79万円高いのが一般的です(2023年式 評価5点 Zが275万円・Xが209万円)。エンジン出力と燃費性能の差が評価に直結しています。 - ムーンルーフ
Zグレードでは約8割の車両にムーンルーフが装着されており、未装着車は+10〜15万円程度の減額要因になります。 - ボディカラー
パール(白)と黒が最高値。グレー(アッシュ)も人気。赤・黄・青などの個性的なカラーは10〜20万円安い傾向です。
【50系】査定額に影響するポイント
- グレードの序列(2017年式 評価5点)
Sセーフティプラス(134万円)> Sツーリングセレクション(参考120万円)> S(参考119万円)の順。9月はSセーフティプラスが最も高く、Sツーリングセレクションはサンプルが少ないため参考値です。 - 走行距離の影響が特に大きい
50系は走行距離10万kmを超えると急激に値落ちします。走行5万km以下と15万km超では、同じグレード・年式でも40〜60万円の差が生じます。 - ボディカラー
パール・黒が最高値。シルバーは10〜15万円安く、ベージュ・青・赤などは20万円以上安くなるケースも。
なお、キズやヘコミを修理してから売るべきか迷っている方は、修理費用と査定額上昇の関係を詳しく解説した記事も参考にしてください。
プリウスの「本当の売り時」はいつか?
60系オーナーの売り時
60系は2023年式に下落が集中し、2024年式以降は底堅いという二極化が進んでいます。
- Zグレードは2023年式▼4万円・2024年式▼11万円・2025年式▼12万円と全年式で下落。新車納期正常化による供給増は継続
- 2023年式は初回車検(3年)のタイミングを迎えています。全グレード統合では▼2万円と小幅安ですが、Zグレードは▼4万円、Xグレードは▼6万円と主力グレードで下落しています
- 2025年式Zは300万円(▼12万円)。高年式への価値集中は続いていますが、Zグレードにも調整が及んでいます
50系オーナーの売り時
50系は2016年式のみ小幅上昇で、2017〜2018年式は下落に転じました。高年式ほど早めの行動が必要です。
- 2018年式(全グレード統合):評価5点で132万円。7月比▲13万円と50系のなかで最も上昇しており、戻したタイミングでの売却が有利
- 2016〜2017年式:2016年式は±0万円と横ばい、2017年式は▲4万円と小幅上昇。走行10万km超の個体が増え、中期的な下落は避けられない
- 2015年式:9月は評価5点のサンプルが少なく表示を見送りました。評価4点は74万円(▼10万円)。流通が細っており、相場の安定性に注意が必要です

プリウスを最高値で売るための業者選び
プリウスは国内で最も取引量の多い車種の一つです。「複数業者の競合」によって査定額に大きな差が生まれるため、1社だけの査定で売却を決めるのは避けましょう。
あなたの車に最適な売却ルートの選び方は、車種×状態別「最適業者マッチング診断」で詳しく解説しています。
おすすめ①:CTN車一括査定
【こんな人に最適】
- 60系Zグレードなど高年式・人気グレードを持っている
- 複数の専門店の「本気の査定額」を比較したい
- 電話対応は3社程度なら問題ない
CTNは提携業者のネットワークが広く、ディーラー下取りより高い査定額が期待できます。詳しい評判と活用法は、CTN車一括査定のレビュー記事をご確認ください。
\ 専門店が競合!上位3社のみと交渉 /
おすすめ②:MOTA車買取
【こんな人に最適】
- 電話対応を最小限に抑えたい
- じっくり比較検討したい
- 50系からの乗り換えを検討中
MOTAは最大20社が査定に参加しますが、電話がかかってくるのは上位3社のみ。一括査定の電話ラッシュを避けたい方に最適です。
\ 電話は上位3社のみ!じっくり比較 /
※MOTAの詳しい仕組みは、MOTA車買取の評判は?「電話は上位3社のみ」の仕組みを解説で紹介しています。
おすすめ③:ユーカーパック
【こんな人に最適】
- 電話対応が1社だけで済ませたい
- 契約後の減額トラブルを絶対に避けたい
- 50系の低年式車でも適正価格で売りたい
ユーカーパックは査定も交渉も窓口1社のみ。最大8,000社が参加するオークションで、契約後の減額が原則禁止です。50系のような取引量の多い車種では、多くの業者が参加するオークション方式が有利に働きます。詳しい評判と活用法は、ユーカーパックのレビュー記事をご確認ください。
\ 電話1社のみ!減額なしの安心取引 /
【特殊ケース】ローン残債・車検切れ・書類紛失
まとめ:プリウスを最高値で売るための3ステップ
プリウスは取引量が多いからこそ、「どこに売るか」「いつ売るか」で20〜50万円の差が生まれます。特に60系は前月までの調整が一巡し下げ止まり、相場全体も強含む地合いです。タイミングの見極めは引き続き重要です。
【STEP1】あなたのプリウスの「本当の価値」を知る
- 年式・グレード・パワートレイン(2.0L/1.8L)を確認
- この記事の相場表で適正価格をチェック
- ムーンルーフ・ボディカラーなどオプション装備を棚卸し
まずは匿名で愛車の買取相場を調べる方法で概算を把握してから査定に進みましょう。
【STEP2】複数業者に査定依頼し競合させる
【STEP3】査定額を比較して納得の売却
- 複数の査定額を比較(最低3社)
- 「この相場表の価格より低い理由」を確認
- 契約書の「二重査定(減額)条項」をチェック
60系オーナーは下落局面に入った今こそ行動のタイミングです。50系オーナーも走行距離が増えるほど相場下落は加速します。まずは現在の価値を確認することから始めましょう。
\ プリウスを最高値で売るための完全ガイド/
プリウス売却で知っておきたい関連記事
【基礎知識を深める】
- なぜ下取りは安い?中古車流通の仕組みと「中間マージン」を削るプロの売却術
- 車買取はどこがいい?車種×状態別「最適業者マッチング診断」
- 中古車の査定基準(評価点)を公開!プロが見る減点ポイントと査定前の対策
【お悩み解決】
【他の人気車種の相場も確認】





