「N-BOXってリセール良いの?」「ターボとNAでどれくらい差がつく?」
ホンダ・N-BOXは軽自動車販売台数No.1を8年連続で獲得した圧倒的人気車種です。中古車市場でも取引量が非常に多い反面、ターボとNA(自然吸気)で11〜35万円、新旧世代で15万円の差が生まれており、売却先の選択で損をしているケースが少なくありません。
この記事では、2026年7月末に確定したプロの業者間オークション落札データ(JF3系1,000件+JF5系1,000件)をもとに、N-BOXの「本当の買取相場」と高く売るための条件を徹底解説します。
実際に、ローンが残っている状態や車検が切れてしまったといった状況でも、N-BOXなら適切な売却先を選べば納得の価格で手放せます。まずは現在の市場価値を正確に把握しましょう。
【2026年7月の相場概況】
- 3代目 JF5型(2023年〜):評価5点でベースグレード132万円、ターボ156万円。2026年式が評価5点で144万円と全年式最高値を維持。年式差は138〜144万円とさらに縮まり、年式による差がほとんどない状態です
- 2代目 JF3型(2017〜2023年):2023年式(最終型)の評価5点が127万円(前月比▲1万円)。2017年式が▲5万円と上昇する一方、2020年式は▼8万円と下落し、年式ごとに方向が分かれました
- ターボプレミアム:JF5系で11〜35万円。2023年式だけプレミアムが11万円まで縮小(ベースグレードが137万円へ▲14万円上昇したため)。それ以外の年式では28〜35万円で安定しています
- 世代間格差は再び拡大:2023年式でJF5型142万円 vs JF3型127万円(15万円差)。前号の約7万円差から広がりました(JF5型2023年式が▲9万円上昇したため)
- 相場形成の主因は世代交代と新車納期の正常化:N-BOXは国内軽自動車が中心で輸出需要がほぼ無く、海外市況の影響は受けにくい構造です。3代目の供給増と新車納期の正常化が相場形成の主因で、7月も海外要因による変動は見られませんでした
N-BOX(JF系)のモデル概要と世代別ガイド
N-BOXは現在2つの世代が中古車市場で大量に取引されています。世代による相場の差はSUVやミニバンほど大きくありませんが、グレード(ターボ/NA)の違いは確実に価格に反映されます。なぜディーラー下取りと買取専門店で価格差が生まれるのか、中古車流通の仕組みを理解しておくと交渉時に有利です。
現行型:3代目 JF5系(2023年10月〜)

主なグレード:
- ベースグレード:取引の約54%を占める最量販モデル。Honda SENSING標準
- ターボ:約18%。64馬力のターボエンジン搭載。高速道路利用が多い方に人気
- ターボ コーディネートスタイル:専用2トーンカラー+ターボ。最高値グレード
- ファッションスタイル / コーディネートスタイル:NA+専用カラーの特別仕様
3代目では「カスタム」の名称が廃止され、全車共通のフロントデザインに統一。ターボかNAかがグレードの最大の分岐点です。
先代モデル:2代目 JF3系(2017年9月〜2023年)

主なグレード(取引量順):
- G・Lホンダセンシング(約25%):MC前の主力NA。パワスラ片側標準
- L(約25%):MC後(2020年〜)の主力NA。旧G・Lの後継
- G・Lターボホンダセンシング(約15%):MC前のターボ
- Lターボ(約10%):MC後のターボ。旧G・Lターボの後継
- EX / EXターボ:MC後の上級グレード。助手席スーパースライドシート装備
重要なマイナーチェンジ(2020年12月):フロントデザイン刷新、グレード体系を「G」→「L/EX」に変更、Honda SENSING全車標準化。MC後のグレード(L/Lターボ/EX)はMC前より10〜15万円高い傾向です。
【2026年7月最新】3代目 JF5型の買取相場データ
一般には公開されないプロの業者間オークション(USS等)の落札データをもとに、現行3代目のリアルな買取相場を公開します。
査定表の「評価点(5点・4点・3点…)」の意味が分かりづらい方は、先に中古車の査定基準(評価点)の仕組みを押さえておくとスムーズです。
JF5型 年式×評価点 相場表
| 年式(JF5・3代目) | 評価5点 (極上車) |
評価4点 (良好) |
評価3点以下 (傷多め等) |
修復歴あり |
|---|---|---|---|---|
| 2023年式(デビュー年) | 142万円▲9万円 | 120万円▲3万円 | — | 101万円▲6万円 |
| 2024年式 | 138万円▲5万円 | 125万円▼2万円 | 107万円▼1万円 | 86万円±0万円 |
| 2025年式 | 142万円±0万円 | — | 125万円▼8万円 | 91万円▼7万円 |
| 2026年式 | 144万円▲1万円 | — | — | — |
※業者間オークション(USS等)の落札中央値(税別)。2WD・全グレード統合。「評価3点以下」は評価点3の車両のみで、修復歴は独立した列に分けています。サンプル数:1,000件(2026年7月成約分)。前月比(▲/▼)は6月落札中央値との比較です(前号は4月成約データが基準でした)。「—」はサンプル数が少ない、または上位評価を上回る逆転が生じたため非表示。
3代目JF5の特徴は「年式による価格差が小さい」こと。2023年式でも2026年式でも評価5点は138〜144万円の幅に収まっており、前月の133〜143万円からさらに差が縮まりました。7月は2023年式が▲9万円、2024年式が▲5万円と古い年式ほど上げ幅が大きく、最新2026年式144万円が全年式最高値を維持しています。
JF5型 ターボ vs ベースグレード(評価5点)
| 年式(5点) | ターボ | ベースグレード | 差額 |
|---|---|---|---|
| 2023年式 | 148万円▼5万円 | 137万円▲14万円 | +11万円 |
| 2024年式 | 159万円▼1万円 | 127万円▲3万円 | +32万円 |
| 2025年式 | 168万円▲4万円 | 133万円▼3万円 | +35万円 |
| 2026年式 | 161万円±0万円 | 133万円▼5万円 | +28万円 |
ターボは全年式でベースグレードを11〜35万円上回っています。2024〜2026年式では28〜35万円と安定していますが、2023年式だけはベースグレードが137万円(▲14万円)まで上昇したため、プレミアムが11万円に縮小しました。2025年式ターボは168万円(▲4万円)と全年式で最も高く、2026年式ターボは161万円(±0万円)です。
JF5型 グレード序列(評価5点・全年式平均)
- ターボ コーディネートスタイル:168万円(最上位・n49)
- ターボ ブラックスタイル:163万円(n60)
- ターボ:156万円(n142)
- コーディネートスタイル:152万円(NA+専用カラー・n25)
- ブラックスタイル:151万円(NA・特別仕様・n44)
- ファッションスタイル:139万円(n38)
- ベースグレード:132万円(n456)
【2026年7月最新】2代目 JF3型の買取相場データ
JF3型 年式×評価点 相場表
| 年式(JF3・2代目) | 評価5点 (極上車) |
評価4点 (良好) |
評価3点以下 (傷・過走行等) |
修復歴あり |
|---|---|---|---|---|
| 2017年式 | 90万円▲5万円 | 59万円▼5万円 | 43万円▼2万円 | 41万円▲1万円 |
| 2018年式 | 86万円±0万円 | 71万円▲10万円 | 40万円▼12万円 | — |
| 2019年式 | 96万円▼3万円 | 76万円▲6万円 | 55万円▲3万円 | 45万円▼4万円 |
| 2020年式(MC後) | 94万円▼8万円 | 75万円▼5万円 | 72万円▲3万円 | 59万円▲10万円 |
| 2021年式 | 112万円▲1万円 | 95万円▲7万円 | 82万円▲2万円 | 59万円▲4万円 |
| 2022年式 | 118万円▼4万円 | 98万円▼11万円 | 91万円▲31万円 | 72万円 |
| 2023年式(最終型) | 127万円▲1万円 | 109万円▲1万円 | 76万円▼12万円 | 71万円▼6万円 |
※業者間オークション(USS等)の落札中央値(税別)。2WD・全グレード統合。「評価3点以下」は評価点3の車両のみで、修復歴は独立した列に分けています。赤線はマイナーチェンジ(2020年12月)の境界。サンプル数:1,000件(2026年7月成約分)。前月比(▲/▼)は6月落札中央値との比較です(前号は4月成約データが基準でした)。2022年式の修復歴あり(72万円)は今号から表示条件を満たしたセルのため前月比はありません。
JF3型の注目ポイント
【ポイント①】2023年式(最終型)は127万円で横ばい
2023年式(最終型)の評価5点は127万円(前月比▲1万円)とほぼ横ばいでした。ただし3代目JF5型の2023年式が142万円(▲9万円)まで上昇したため、世代間格差は約7万円から15万円へ再び拡大しています。評価4点も109万円と底堅い一方、評価3点以下は76万円(▼12万円)と状態の悪い個体の選別が進んでいます。3代目の供給増という中長期の下押し要因は残ります。
【ポイント②】MC境界の価格差が消滅
2020〜2023年式の評価5点は94〜127万円。注目すべきは2019年式96万円に対して2020年式(MC後)が94万円と逆転したことです。前月は99万円 vs 102万円でMC後が上でしたが、7月は2020年式が▼8万円下げたことで序列が入れ替わりました。マイナーチェンジの有無だけで価格が決まる段階は過ぎ、走行距離と状態の影響が大きくなっています。
【ポイント③】2017年式が上昇、2019〜2020年式が下落
7〜9年落ちの評価5点は、2017年式が90万円(前月比▲5万円)と上昇する一方、2019年式は96万円(▼3万円)、2020年式は94万円(▼8万円)と下げました。2018年式は86万円で横ばいです。MC前後よりも「評価5点を維持できているか」のほうが価格を左右する段階に入っています。走行距離が増えると評価4点以下への転落が急落につながるため、8万kmを超える前の売却が得策です。
なお、キズやヘコミを修理してから売るべきか迷っている方は、修理費用と査定額上昇の関係を解説した記事も参考にしてください。また、査定後の減額トラブルを避けるためのポイントも事前に確認しておくと安心です。
世代間格差は約7万円に縮小。JF5型 vs JF3型の比較
2023年式は新旧両モデルが併存しており、評価5点でJF5型133万円 vs JF3型126万円と約7万円の世代間格差があります。前号(13万円差)からさらに縮小しており、JF3型最終型の小幅上昇で格差が一段と縮まりました。
SUVやミニバンと比べると差額は小さめで、軽自動車の約7万円という格差は車両価格比では無視できないものの、JF3型最終型は今月反発に転じました。ただし3代目の中古車増加による中長期の下押し基調は残るため、JF3型をお持ちの方はタイミングを見極める価値があります。
N-BOXの「本当の売り時」
JF5型(3代目)の売り時
- ターボ系:2024年式ターボが+7万円と上昇し、2025年式ターボ164万円・2026年式ターボ161万円と高値圏。ターボ系のプレミアムは約23〜36万円で安定。急いで売る必要は低い
- ベースグレード(全年式):前月比▼1〜+2万円と概ね横ばいで下げ止まり。大きな焦りは不要だが、上昇材料も乏しい
- マイナーチェンジに注意:MC発表時に若干の下落が見込まれるが、N-BOXは市場支配力が強いため影響は限定的
JF3型(2代目)の売り時
- 2022〜2023年式(最終型):評価5点で118〜123万円。2023年式は5月で+7万円反発し、4月の急落から切り返した。ただし3代目の供給増という中長期の下押し要因は残るため、長期保有はリスク
- 2020〜2021年式(MC後):102〜111万円帯で底堅い。2020年式は▼3万円と小反落、2021年式は横ばい(+1万円)
- 2017〜2019年式(MC前):76〜96万円台(評価5点)。2017〜2018年式は軟化、2019年式は+7万円と反発。走行距離8万kmを超える前の売却が得策
- 修復歴あり:全年式で42〜70万円。ディーラー下取りだと大幅減額されるが、買取専門店なら適正評価が期待できる
詳しい売り時の判断基準は車を一番高く売るタイミングで解説しています。

N-BOXを最高値で売るための業者選び
N-BOXは国内需要100%の車種であり、輸出プレミアムは期待できません。一方、取引量が非常に多いため業者間の競合が査定額を押し上げやすい車種でもあります。複数業者の比較が最も効果的です。
【最適解】複数業者が競合する一括査定サービス
おすすめ①:CTN車一括査定
【こんな人に最適】
- ターボ車・コーディネートスタイル等の高グレード
- 専門店の「本気の査定額」を知りたい
- 電話対応は3社程度なら問題ない
詳しい評判と活用法は、CTN車一括査定のレビュー記事をご確認ください。
\ 専門店が競合!上位3社のみと交渉 /
おすすめ②:MOTA車買取
【こんな人に最適】
- 電話対応を最小限に抑えたい
- じっくり比較検討したい
- 初めての車売却で不安がある
MOTAは最大20社が査定に参加しますが、電話がかかってくるのは上位3社のみ。一括査定の電話ラッシュを避けたい方に最適です。
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※MOTAの詳しい仕組みはMOTA車買取の評判は?「電話は上位3社のみ」の仕組みを解説で詳しく解説しています。
おすすめ③:ユーカーパック
【こんな人に最適】
- 電話対応が1社だけで済ませたい
- 契約後の減額トラブルを絶対に避けたい
- オークション形式で最高値を狙いたい
ユーカーパックは査定も交渉も窓口1社のみ。最大8,000社が参加するオークションで、契約後の減額が原則禁止という安心感があります。詳しくはユーカーパックのレビュー記事をご確認ください。
\ 電話1社のみ!減額なしの安心取引 /
【特殊ケース】ローン残債がある場合
軽自動車はローン残債が買取額を上回る「オーバーローン」になりやすい車種です。それでも諦める前に査定を受けてみてください。N-BOXのリセールの高さなら完済できるケースも少なくありません。詳しくはローン中の車を高く売る方法!で解説しています。
【特殊ケース】車検切れ・書類紛失の場合
車検が切れてしまった場合や、車検証・納税証明書を紛失してしまった場合でも出張査定で売却が可能です。以下の記事も参考にしてください:
まとめ:N-BOXを最高値で売るための3ステップ
N-BOXは軽自動車No.1の人気車種ゆえに取引量が多く、「どこに売っても同じ」と思いがちですが、業者によって10〜20万円の差は普通に出ます。特にターボ車はプレミアム分を正しく評価できる業者を選ぶことが重要です。6月はJF3型最終型が小幅上昇に転じましたが、3代目の供給増という中長期の下押し要因は残るため、長期保有を考えているJF3オーナーは相場動向に注意が必要です。
【STEP1】あなたのN-BOXの「本当の価値」を知る
- 型式(JF5 or JF3)・グレード(ターボ/ベース/L/G等)を確認
- この記事の相場表で適正価格をチェック
- ターボ車なら「NA比+約23〜36万円」の価値があることを認識
まずは匿名で愛車の買取相場を調べる方法で概算を把握してから査定に進むのがスムーズです。
【STEP2】複数業者に査定依頼
【STEP3】査定額を比較して納得の売却
- 複数の査定額を比較(最低3社)
- 「この相場表の価格より低い理由」を確認
- 契約書の「二重査定(減額)条項」をチェック
N-BOXは「どこに売っても同じ」ではありません。軽自動車だからこそ10〜20万円の差が手取り額に大きく響きます。JF3型最終型は6月も小幅上昇しましたが、3代目増加による中長期の影響は続くため、まずは現在の価値を確認することから始めましょう。
\ N-BOXを最高値で売るための完全ガイド/
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