「ノアの買取相場ってどれくらい?」「90系はまだ高く売れる?80系はもう値落ちした?」
トヨタ・ノアは、国内ファミリーミニバン市場で兄弟車ヴォクシーと並ぶ不動の人気モデルです。90系(現行型)は新車の納期が長期化している影響で中古車相場が高止まりし、80系(先代型)も年式・グレード・状態によってはまだ十分な買取額が期待できます。
しかし、売却先や売り方を間違えると20〜50万円以上の損失が生まれるのがノアという車種です。グレードや装備による評価差が大きく、一般的なディーラー下取りでは本来の価値を正しく反映できないケースが少なくありません。
この記事では、2026年4月末に確定したプロの業者間オークション落札データ(90系約400台+80系約1,000台)をもとに、ノアの「本当の買取相場」と「グレード別の評価ポイント」を徹底解説します。
実際に、ローンが残っている状態や車検が切れてしまったといった複合的な悩みを抱えているケースでも、ノアの安定したリセールバリューなら納得の価格で売却できる可能性があります。「どこに売っても同じ」と思い込む前に、まずは現在の市場価値を正確に把握しましょう。
【2026年4月の相場概況】
- 90系ハイブリッド(全グレード):2022-2023年式の評価5点で311〜332万円と安定。2026年式は385万円で、前月の430万円前後から大幅に調整(▼45万円)、新車納期正常化でプレミア剥落
- 90系ガソリン車:2023年式の評価5点で288万円。ハイブリッドとの差は約44万円
- 80系(先代型):2021年式は評価5点で228万円と200万円台を維持。ただし2014-2015年式は65〜90万円台まで下落進行
- ホルムズ海峡封鎖の影響は限定的:ノアは国内ファミリーミニバン中心で中東依存度が極めて低く、ホルムズ封鎖の直撃はほぼ無し。新車納期正常化が90系プレミア剥落の主因
ノアのモデル概要と買取市場での評価
まず、あなたのノアがどのモデルに該当するかを確認しましょう。買取相場は世代・パワートレイン・グレードによって評価基準が大きく異なります。なぜディーラー下取りと買取専門店でこれほど価格差が生まれるのか、中古車流通の仕組みを理解しておくと交渉時に有利です。
現行モデル:90系(2022年1月〜現在)

型式と駆動系:
- MZRA90W:2.0Lガソリン(Dynamic Force Engine)
- ZWR90W:1.8Lハイブリッド(THS II)
主なグレード(買取評価の高い順):
- S-Z(エアロ+本革+装備フル):買取市場で最も人気が高い。流通の約38%
- Z(標準ボディ+装備充実):S-Zと同等の装備で好評価
- S-G(エアロ仕様の実売主力):コストパフォーマンスが高く流通量も多い
- G(標準ボディ中級):一定の需要あり
- X(エントリーグレード):装備が少なく査定額は低め
買取市場での評価:
90系ノアは兄弟車ヴォクシーとともに、ミドルサイズミニバンの中古車市場で圧倒的な流通量と人気を誇ります。特にハイブリッドS-Zは新車の納期が長期化している影響で、登録済み未使用車や低走行車に新車価格を超えるプレミアがつくケースも珍しくありません。
先代モデル:80系(2014年1月〜2021年12月)

型式と駆動系:
- ZRR80G:2.0Lガソリン・標準ボディ
- ZRR80W:2.0Lガソリン・エアロボディ(Si系)
- ZWR80G:1.8Lハイブリッド・標準ボディ
- ZWR80W:1.8Lハイブリッド・エアロボディ(ハイブリッドSi系)
主なグレード(買取評価の高い順):
- Si ダブルバイビーIII / ハイブリッドSi ダブルバイビーIII(2020-2022年式):80系最終の特別仕様車。最も高値
- Si ダブルバイビーII / ハイブリッドSi ダブルバイビーII(2019年式中心):人気の特別仕様車
- Si ダブルバイビー / ハイブリッドSi ダブルバイビー(2017-2018年式中心)
- Si / ハイブリッドSi:エアロ仕様の標準グレード
- G / ハイブリッドG:標準ボディの上級グレード
- X / ハイブリッドX:エントリーグレード
前期と後期の重要な違い(2017年7月マイナーチェンジ):
- 前期型(2014-2017年前半):Toyota Safety Sense C(簡易版)搭載
- 後期型(2017年後半-2021年):ダブルバイビー系の特別仕様車が追加され、内外装の質感が大幅に向上
買取市場での評価:
型落ちとなった80系ですが、Si ダブルバイビーIIIを筆頭にエアロ仕様のグレードは依然として高い需要を維持しています。一方、2014-2015年式の前期型Xグレードなどは値落ちが進行しており、売却タイミングによっては損失が拡大します。詳しい売り時の判断基準は車を一番高く売るタイミングで解説しています。
【2026年4月最新】90系ノアの買取相場データ
一般には公開されないプロの業者間オークション(USS等)の落札データをもとに、90系ノアのリアルな買取相場を公開します。ハイブリッドとガソリンで相場水準が大きく異なるため、分けてご覧ください。
査定表の「評価点(5点・4点・3点…)」の意味が分かりづらい方は、先に中古車の査定基準(評価点)の仕組みを押さえておくとスムーズです。
90系 ハイブリッド(ZWR90W)の相場
| 年式 | 評価5点 (極上車) |
評価4点 (良好) |
評価3点以下 (傷多め等) |
修復歴あり |
|---|---|---|---|---|
| 2022年式 | 240万円 | 118万円 | — | 234万円 |
| 2023年式 | 315万円 | 259万円 | 241万円 | 263万円 |
| 2024年式 | 312万円 | 267万円 | 254万円 | 255万円 |
| 2025年式 | 350万円 | — | 325万円 | – |
| 2026年式 | 392万円 | — | — | – |
※業者間オークション(USS等)の落札平均額(税別)。ハイブリッド全グレード統合(S-Z/Z/S-G/G/X)。サンプル数:約264台(2026年4月成約分)。
【グレード別の価格差に注意】
上の表は全グレードの平均値ですが、実際にはグレードによって大きな差があります。2023年式・評価5を例にとると、ハイブリッドS-Zは340〜400万円で取引される一方、ハイブリッドXは260〜280万円にとどまります。つまりグレードだけで80〜120万円の差が生じます。
90系 ガソリン(MZRA90W)の相場
| 年式 | 評価5点 (極上車) |
評価4点 (良好) |
評価3点以下 (傷多め等) |
修復歴あり |
|---|---|---|---|---|
| 2022年式 | 266万円 | 227万円 | 220万円 | 190万円 |
| 2023年式 | 288万円 | 232万円 | 229万円 | 188万円 |
| 2024年式 | 294万円 | 275万円 | – | 201万円 |
| 2025年式 | 282万円 | 252万円 | – | – |
※業者間オークション(USS等)の落札平均額(税別)。ガソリン全グレード統合(S-Z/S-G/X等)。サンプル数:約140台(2026年4月成約分)。
【ガソリン車の注意点】
ガソリン車は特にグレード差が顕著です。2022〜2023年式で見ると、S-Z・S-Gなど上位グレードは280〜330万円で取引されるのに対し、Xグレードは走行距離8万km前後になると130〜160万円まで下落します。ガソリンXの多走行車は最も値落ちが激しいカテゴリーです。
90系の相場データから読み取れる重要ポイント
【ポイント①】ハイブリッドとガソリンの価格差は約44万円
同じ2023年式・評価5で比較すると、ハイブリッドは332万円、ガソリンは288万円と44万円の差があります。燃費性能への評価に加え、ハイブリッドの方が上位グレード(S-Z)の比率が高いことも影響しています。
【ポイント②】2026年式のプレミア相場が大幅調整
ハイブリッドの2026年式は平均385万円。前月の430万円前後から約45万円の下落です。新車供給の正常化が進み、プレミア相場が崩れ始めたシグナルと見るべきでしょう。一方2025年式は381万円と2026年式にほぼ並んでおり、「新車に近い」だけでは高値がつかなくなりつつあります。
【ポイント③】修復歴車でも一定の価値を維持
90系ハイブリッドの修復歴車は、2022-2023年式で234〜263万円と、修復歴なしの評価4点に近い水準を維持しています。これはノアの国内需要の強さを反映しており、修復歴があっても適切なルートで売却すれば十分な価格が期待できます。
【2026年4月最新】80系ノアの買取相場データ
先代の80系ノアは年式が2014〜2021年と幅広く、グレードも多岐にわたります。ここでは全グレード(ガソリン・ハイブリッド混合)の代表値をまとめました。
| 年式(80系) | 評価5点 (極上車) |
評価4点 (良好) |
評価3点以下 (傷・過走行等) |
修復歴あり |
|---|---|---|---|---|
| 2014年式 | 139万円 | 79万円 | 65万円 | 52万円 |
| 2015年式 | 123万円 | 90万円 | 65万円 | 60万円 |
| 2016年式 | 160万円 | 101万円 | 81万円 | 74万円 |
| 2017年式 (MC後) |
175万円 | 123万円 | 109万円 | 102万円 |
| 2018年式 | 191万円 | 157万円 | 132万円 | 120万円 |
| 2019年式 | 201万円 | 175万円 | 157万円 | 133万円 |
| 2020年式 | 209万円 | 171万円 | 152万円 | 152万円 |
| 2021年式 (最終型) |
228万円 | 210万円 | 187万円 | 154万円 |
※業者間オークション(USS等)の落札平均額(税別)。ガソリン・ハイブリッド統合。Si/X/G全グレード統合。サンプル数:約1,000台(2026年4月成約分)。青線はマイナーチェンジ(2017年7月)の境界。
80系の相場データから読み取れる重要ポイント
【ポイント①】エアロ仕様と標準ボディの価格差
80系ノアの買取市場では、エアロ仕様のSi系グレードが標準ボディのX/G系より20〜40万円高いのが一貫した傾向です。特に2019年式以降の「Si ダブルバイビーII」「Si ダブルバイビーIII」は高い人気を維持しています。
【ポイント②】2014-2015年式は65〜90万円台
前期型の2014-2015年式は、走行距離10万km超の個体が増えてきたこともあり、評価3点以下では65万円前後まで下落しています。売却を迷っている方は、値落ちがさらに進む前に早めの行動をおすすめします。「下取り0円」と言われた場合の対処法も参考にしてください。
【ポイント③】2021年式は200万円台をキープ
80系最終型の2021年式は評価5点で228万円、評価4点でも210万円と、200万円超を維持しています。Si ダブルバイビーIII等の最終特別仕様車が含まれていることが大きく、グレード次第ではさらに高い査定が期待できます。
査定額を左右する!ノアの重要な評価ポイント
ノアはファミリーカーとして使われるケースが多く、「内装の使用感」と「装備の充実度」が査定額に大きく影響します。以下のポイントを押さえておくことで、相場表の数値に近い、あるいはそれ以上の査定額を引き出せる可能性があります。
【最重要】グレードと装備による評価差
90系で特に査定額に影響する装備:
- パワートレイン(ハイブリッド vs ガソリン)
同年式・同グレードで比較した場合、ハイブリッドはガソリンより40〜80万円高いのが一般的です。2023年式・評価5点では約44万円の差があります。 - ムーンルーフ(サンルーフ)
データに「SR」の装備コードがある車両は、ムーンルーフ付きを示しています。ノアでは+5〜15万円程度の加算が目安です。 - 合成皮革 / 本革シート
S-Z・Zグレードに装備される合成皮革シートは、ファブリックシートのXグレードと比較して明確な評価差を生みます。 - ディスプレイオーディオ / ナビ
ナビ付き車両は未装着車より10〜20万円高く評価される傾向です。
ボディカラーの影響
ノアの買取市場では、黒(ブラック)とパール(ホワイトパールクリスタルシャイン)が最も高い評価を受けます。この2色以外(シルバー・グレー・ベージュなど)は5〜15万円程度の減額になることがあります。
なお、キズやヘコミを修理してから売るべきか迷っている方は、修理費用と査定額上昇の関係を詳しく解説した記事も参考にしてください。
ノアの「本当の売り時」はいつか?
ノアは国内需要が安定しているため、アルファードのような「輸出規制デッドライン」の影響は限定的です。しかし、相場の下落トレンドは確実に存在しており、特に以下のタイミングには注意が必要です。
90系オーナーの売り時
ハイブリッドS-Z / S-Gのプレミア相場は「崩れ始めている」と言えます。理由は以下の通りです:
- 2026年式が前月の430万円前後から385万円に急落(−45万円)。新車供給の正常化が進行中
- 90系のマイナーチェンジ(2024年実施済)で後期型に需要が移行し、前期型の相場は下落傾向
- 2022年式は初回車検(3年)のタイミングを迎え、売却を検討するオーナーが増加。供給増加は相場下落圧力
一方、ガソリンXグレードは走行距離8万kmを超えると急激に値落ちするため、走行距離5万km前後で売却するのが損益分岐点です。
80系オーナーの売り時
80系は「今日が一番高い」と考えて間違いありません。型落ちモデルの相場は時間の経過とともに確実に下落します。
- 2021年式Si ダブルバイビーIII:評価5点で228万円と200万円超をキープ。1年後には確実に20〜30万円は下落
- 2017年式以前:走行10万km超の個体が増え、月単位で相場が下がっている。迷うなら今すぐ査定を
- 2014-2015年式:すでに65〜90万円台の水準。「あと少し乗る」のコストと査定下落を天秤にかけて判断を

ノアを最高値で売るための業者選び
ノアは国内流通量が多い車種だからこそ、「複数業者の競合」によって査定額に大きな差が生まれます。1社だけの査定で売却を決めてしまうと、相場表の数値を大きく下回る金額で手放すリスクがあります。
あなたの車に最適な売却ルートの選び方は、車種×状態別「最適業者マッチング診断」で詳しく解説しています。
おすすめ①:CTN車一括査定
【こんな人に最適】
- 90系ハイブリッドS-Z・S-Gなど高年式・人気グレードを持っている
- 複数の専門店の「本気の査定額」を比較したい
- 電話対応は3社程度なら問題ない
CTNは提携業者のネットワークが広く、ミニバン専門店や輸出業者も参加しているため、ノアのような人気車でディーラー下取りより20〜50万円高い査定額が期待できます。
詳しい評判と活用法は、CTN車一括査定のレビュー記事をご確認ください。
\ 専門店が競合!上位3社のみと交渉 /
おすすめ②:MOTA車買取
【こんな人に最適】
- 電話対応を最小限に抑えたいファミリー層
- 子育てで忙しく、じっくり比較検討する時間が限られる
- 80系からの乗り換えを検討中
MOTAは最大20社が査定に参加しますが、電話がかかってくるのは上位3社のみという独自システムです。一括査定の電話ラッシュを避けたい方に最適です。
\ 電話は上位3社のみ!じっくり比較 /
※MOTAの詳しい仕組みや実際の利用者の評判については、MOTA車買取の評判は?「電話は上位3社のみ」の仕組みを解説で詳しく解説しています。
おすすめ③:ユーカーパック
【こんな人に最適】
- 電話対応が1社だけで済ませたい
- 契約後の減額トラブルを絶対に避けたい
- 80系の低年式車でも適正価格で売りたい
ユーカーパックは査定も交渉も窓口1社のみ。最大8,000社が参加するオークションで、契約後の減額が原則禁止という安心感があります。特に80系の低年式車は買取店ごとの評価にばらつきが大きいため、多くの業者が参加するオークション方式が有利に働きます。
詳しい評判と活用法は、ユーカーパックのレビュー記事をご確認ください。
\ 電話1社のみ!減額なしの安心取引 /
【特殊ケース】ローン残債がある場合
「ローンが残っているから売れない」と諦めている方も多いですが、90系ノアのハイブリッドS-Zなどは残価設定ローンの残債を上回る買取額がつくケースもあります。詳しい手順と注意点は、ローン中の車を高く売る方法!で解説しています。
【特殊ケース】車検切れ・書類紛失の場合
車検が切れてしまった場合や、車検証・納税証明書を紛失してしまった場合でも、出張査定で売却が可能です。特に80系の低年式車は車検を通すコストと売却額を天秤にかけると、車検を通さずそのまま売る方が得なケースがほとんどです。
まとめ:ノアを最高値で売るための3ステップ
ノアは国内流通量が多いからこそ、「どこに売るか」「いつ売るか」で20〜50万円の差が生まれる車種です。2026年4月データでは90系ハイブリッドのプレミア相場に崩れの兆候が見え始めており、新車納期正常化の影響が鮮明です。ホルムズ海峡封鎖の影響は国内中心の本車種では限定的ですが、売却のタイミング判断は引き続き重要です。
【STEP1】あなたのノアの「本当の価値」を知る
- 年式・グレード・パワートレイン(ハイブリッド/ガソリン)を確認
- この記事の相場表で適正価格をチェック
- ムーンルーフ・ナビなどオプション装備を棚卸し
まずは匿名で愛車の買取相場を調べる方法で概算を把握してから、実際の査定に進むのがスムーズです。
【STEP2】複数業者に査定依頼し競合させる
【STEP3】査定額を比較して納得の売却
- 複数の査定額を比較(最低3社)
- 「この相場表の価格より低い理由」を確認
- 契約書の「二重査定(減額)条項」をチェック
ノアは「待てば待つほど値下がりする」車種です。特に80系オーナーの方は、型落ち年数が増えるほど相場下落は加速します。90系オーナーの方も、プレミア相場の崩壊が始まった今が行動のタイミングです。まずは現在の価値を確認することから始めましょう。
\ ノアを最高値で売るための完全ガイド/
ノア売却で知っておきたい関連記事
【基礎知識を深める】
- なぜ下取りは安い?中古車流通の仕組みと「中間マージン」を削るプロの売却術
- 車買取はどこがいい?車種×状態別「最適業者マッチング診断」
- 中古車の査定基準(評価点)を公開!プロが見る減点ポイントと査定前の対策
【お悩み解決】
【他の人気車種の相場も確認】





