「ハイエースは古くても高く売れるって本当?」「ディーゼルとガソリンでどれくらい差がある?」
トヨタ・ハイエース(200系)は、商用車でありながら海外輸出市場で圧倒的な需要を誇る異例の車種です。10年落ち・10万km超えでも100万円以上の値がつくケースは珍しくなく、売却先を間違えると50〜100万円以上の損失が生まれる代表格です。
この記事では、2026年2月に確定したプロの業者間オークション落札データ(バン約1,000台+ワゴン約270台)をもとに、ハイエースの「本当の買取相場」と高く売るための条件を徹底解説します。
実際に、ローンが残っている状態や車検が切れてしまったといった状況でも、ハイエースの高いリセールバリューなら納得の価格で売却できる可能性があります。「売れない」と諦める前に、まずは現在の市場価値を正確に把握しましょう。
【2026年3月の相場概況】
- バン S-GL系(2025〜2026年式):評価5点でディーゼル平均410〜420万円、ガソリン平均350〜380万円。ディーゼルが30〜40万円のプレミアム
- バン 4WDプレミアム:2019年式以降で顕著。2WD比で50〜95万円高い相場で取引。輸出需要が4WD人気を牽引
- ワゴン グランドキャビン:同年式のGLを30〜50万円上回る。10人乗り+フル装備が海外バイヤーに高評価
- 10年超の旧型:2010〜2015年式でも3点以下で平均90〜150万円台。「古い=売れない」が通用しない唯一の車種
ハイエース200系のモデル概要と型式ガイド
ハイエースは「バン」(貨物登録・4ナンバー/1ナンバー)と「ワゴン」(乗用登録・3ナンバー)で査定基準が大きく異なります。まずあなたのハイエースがどのタイプに該当するかを確認しましょう。なぜディーラー下取りと買取専門店でこれほど価格差が生まれるのか、中古車流通の仕組みを理解しておくと交渉時に有利です。
バン(貨物)のエンジン別型式
- GDH201V / GDH206V(1GD-FTV ディーゼルターボ 2.8L)
2017年のマイナーチェンジで搭載。現行型の主力エンジン。オークション全体の約38%を占め、最も高値で取引される - KDH201V / KDH206V(1KD-FTV ディーゼルターボ 3.0L)
2016年以前の旧型ディーゼル。約19%のシェア。輸出市場では3.0Lの信頼性が高く評価され、古くても堅調な相場 - TRH200V(2TR-FE ガソリン 2.7L)
全年式を通じて流通する約32%のシェア。ディーゼルより安価だが、メンテナンスの容易さから国内需要が安定
ワゴン(乗用)の型式
- TRH214W / TRH224W(ガソリン 2.7L・2WD/4WD):GLグレード中心。流通の約60%
- TRH219W / TRH229W(ガソリン 2.7L・2WD/4WD ワイドボディ):グランドキャビン専用。約40%
※ワゴンはすべてガソリンエンジンで、ディーゼル設定はありません。
バンの主要グレード(買取相場への影響大)
- スーパーGL ダークプライムII(バンの約23%):専用内外装+革調シート。バン最上級の実質的フラッグシップ
- ロングDX / DX GLパッケージ(約36%):商用ベースグレード。流通量最多だが相場はS-GL系に大きく劣後
- ロングスーパーGL / ダークプライムS(約17%):S-GL系の中核。特にダークプライムSは高年式で希少性あり
【2026年2月最新】ハイエースバンの買取相場データ
一般には公開されないプロの業者間オークション(USS等)の落札データをもとに、ハイエースバンのリアルな買取相場を公開します。
査定表の「評価点(5点・4点・3点…)」の意味が分かりづらい方は、先に中古車の査定基準(評価点)の仕組みを押さえておくとスムーズです。
バン 年式×評価点 相場表
| 年式 | 評価5点 (極上車) |
評価4点 (良好) |
評価3点以下 (傷・過走行等) |
修復歴あり |
|---|---|---|---|---|
| 2012年以前 | – | 155万円 | 90万円 | 84万円 |
| 2013年式 | 184万円 | 178万円 | 110万円 | 92万円 |
| 2014年式 | – | 167万円 | 112万円 | 97万円 |
| 2015年式 | 254万円 | 211万円 | 117万円 | 96万円 |
| 2016年式 | 249万円 | 173万円 | 124万円 | 111万円 |
| 2017年式 | 287万円 | 201万円 | 129万円 | 128万円 |
| 2018年式 | 299万円 | 198万円 | 153万円 | 151万円 |
| 2019年式 | 324万円 | 209万円 | 170万円 | 162万円 |
| 2020年式 | 285万円 | 224万円 | 189万円 | 147万円 |
| 2021年式 | 315万円 | 253万円 | 203万円 | 160万円 |
| 2022年式 | 336万円 | 282万円 | 243万円 | 216万円 |
| 2023年式 | 349万円 | 268万円 | 274万円 | 205万円 |
| 2024年式 | 356万円 | 289万円 | 288万円 | 266万円 |
| 2025年式 | 387万円 | 336万円 | 326万円 | – |
| 2026年式 | 376万円 | – | – | – |
※業者間オークション(USS等)の落札平均額(税別)。ディーゼル・ガソリン全エンジン、S-GL・DX全グレード統合。サンプル数:約1,000台(2026年2月成約分)。
相場データから読み取れる重要ポイント
【ポイント①】10年超でも100万円以上が当たり前
2013年式でも評価4点で178万円、3点以下でも110万円と、「10年落ちで価値ゼロ」が通用しない唯一の車種です。これはアフリカ・東南アジア・中東向けの輸出需要が底値を支えているためです。
【ポイント②】評価5点と3点以下の差が年式により100万円以上
2019年式では評価5点(324万円)と3点以下(170万円)で154万円の差。商用車は走行距離が多くなりがちですが、状態の良さは確実に評価されます。
【ポイント③】2025〜2026年式の新車近い個体は380万円超
新車価格に対するリセール率が非常に高く、特にディーゼル×4WD×S-GL系は新車価格の80%以上を維持しています。
なお、キズやヘコミを修理してから売るべきか迷っている方は、修理費用と査定額上昇の関係を詳しく解説した記事も参考にしてください。
【2026年2月最新】ハイエースワゴンの買取相場データ
ワゴン 年式×評価点 相場表
| 年式 | 評価5点 (極上車) |
評価4点 (良好) |
評価3点以下 (傷・過走行等) |
修復歴あり |
|---|---|---|---|---|
| 2012年以前 | – | 200万円 | 122万円 | 98万円 |
| 2013年式 | 263万円 | 199万円 | 137万円 | 111万円 |
| 2015年式 | – | 230万円 | 156万円 | 165万円 |
| 2017年式 | 244万円 | 286万円 | 186万円 | 165万円 |
| 2019年式 | 372万円 | 273万円 | 223万円 | 218万円 |
| 2020年式 | 316万円 | 253万円 | 264万円 | 240万円 |
| 2021年式 | 341万円 | – | 273万円 | 246万円 |
| 2022年式 | 340万円 | 313万円 | 283万円 | 268万円 |
| 2023年式 | 345万円 | 310万円 | – | 236万円 |
| 2024年式 | 351万円 | 339万円 | 323万円 | – |
| 2025年式 | 389万円 | – | – | 167万円 |
| 2026年式 | 395万円 | – | – | – |
※業者間オークション(USS等)の落札平均額(税別)。GL・グランドキャビン統合。サンプル数:約270台(2026年2月成約分)。年式によりサンプルが少ない場合あり。
ワゴンはバンと比較して全体的に相場が高いのが特徴です。特に2019年式の評価5点は372万円と、同年式バン(324万円)を50万円近く上回っています。乗用登録の乗り心地とリアエアコン等の装備がプラス評価されるためです。
査定額を大きく左右する3つの条件
【条件①】グレード差:S-GL系 vs DX系(バンで60〜95万円の差)
ハイエースバンの相場を最も大きく分けるのがグレードです。S-GL系(ダークプライムII、ダークプライムS含む)は、DX系に対して常に60〜95万円のプレミアムがついています。
| 年式(評価5点) | S-GL系 | DX系 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 2021年式 | 334万円 | 243万円 | +91万円 |
| 2023年式 | 356万円 | 296万円 | +60万円 |
| 2025年式 | 399万円 | 342万円 | +58万円 |
| 2026年式 | 408万円 | 314万円 | +94万円 |
S-GL系の中でもダークプライムIIとダークプライムSは特に高値。「ダークプライム」の名称がつくグレードを持っている方は、ディーラー下取りではなく必ず買取専門店で査定を受けるべきです。
【条件②】ディーゼル vs ガソリン(S-GL系で30〜40万円の差)
ハイエースバンではディーゼルがガソリンを一貫して上回っています。CX-5のような「ガソリン逆転」は起きておらず、ディーゼルのプレミアムが安定しています。
| 年式(S-GL系・5点) | ディーゼル | ガソリン | 差額 |
|---|---|---|---|
| 2023年式 | 371万円 | 331万円 | +40万円 |
| 2025年式 | 412万円 | 350万円 | +62万円 |
| 2026年式 | 419万円 | 381万円 | +38万円 |
ディーゼルの優位性は「輸出先でのランニングコストの安さ」と「商用車としての耐久性への信頼」が理由です。特に1GD-FTV(2.8Lディーゼルターボ)搭載の2017年式以降は、海外バイヤーからの指名買いが多い型式です。
【条件③】4WDプレミアム(50〜95万円の差)
ハイエースの4WDプレミアムはSUV以上に大きいのが特徴です。2019年式以降の評価5点では、4WDが2WDを50〜95万円上回っています。
- 2019年式:2WD 277万円 → 4WD 372万円(+95万円)
- 2022年式:2WD 308万円 → 4WD 382万円(+74万円)
- 2026年式:2WD 348万円 → 4WD 418万円(+71万円)
これはアフリカ・中東等の悪路走行が前提となる輸出先で4WDの需要が極めて高いことに起因します。4WDのハイエースをお持ちの方は、輸出ルートを持つ業者に査定を依頼することが必須です。
ワゴン:GL vs グランドキャビン
ワゴンではグランドキャビンがGLを安定して上回っています。2025〜2026年式ではグランドキャビンがGL比で+30万円(GL 375〜380万円 vs GC 407〜409万円)。ワイドボディ+10人乗り+専用装備の付加価値が反映されています。
ハイエースの輸出需要と「本当の売り時」
ハイエースがここまで高いリセールバリューを維持する最大の理由は海外輸出需要です。アフリカ・東南アジア・中南米では、トヨタ製商用車の信頼性が圧倒的に評価されており、20万km超えの車両でも現地で「まだ新しい」として高値で取引されています。
輸出業者が高く買う条件
- ディーゼル × 4WD:輸出市場で最も人気の組み合わせ。ガソリン2WDとの差は100万円以上になることも
- ホワイト / シルバー系のボディカラー:商用車として現地で再販しやすいため高評価
- 走行距離10万km以内:もちろん少ないほど高いが、ハイエースは10万km超でも大幅減額にならない稀有な車種
- ロングボディ:標準ボディよりロングの方が輸出で好まれる傾向
売り時の判断
ハイエースは相場の底が硬い車種のため「急いで売らなければ大損する」という緊急性は低いですが、以下の点には注意が必要です。
- 次期モデル(300系)の発表リスク:発表されれば200系の相場は確実に下落。ただしハイエースの場合、モデルチェンジ後も旧型が輸出で根強い需要を持つため下落幅は限定的
- 輸出規制の変更:仕向地ごとの年式規制が変わると対象年式の相場が急変する可能性あり
- 走行距離の節目:10万km・15万km・20万kmの節目を超えると、それぞれ査定額が下がるステップがある
詳しい売り時の判断基準は車を一番高く売るタイミングで解説しています。

ハイエースを最高値で売るための業者選び
ハイエースは「どこに売るか」で価格差が最も大きい車種の一つです。輸出ルートを持たないディーラーや一般の買取チェーン店では、本来の価値を評価しきれません。
【最適解】輸出業者が直接入札するサービス
おすすめ①:CTN車一括査定
【こんな人に最適】
- ディーゼル × 4WD × S-GL系のハイエースを持っている
- 輸出業者の「本気の査定額」を知りたい
- 電話対応は3社程度なら問題ない
CTNは輸出業者・専門店との提携が強く、ハイエースのような輸出人気車で国内相場を大幅に上回る査定額が期待できます。
詳しい評判と活用法は、CTN車一括査定のレビュー記事をご確認ください。
\ 輸出需要を最大化!上位3社のみと交渉 /
おすすめ②:MOTA車買取
【こんな人に最適】
- 高年式のワゴン・グランドキャビンを持っている
- 電話対応を最小限に抑えたい
- じっくり比較検討したい
MOTAは最大20社が査定に参加しますが、電話がかかってくるのは上位3社のみという独自システムです。一括査定の電話ラッシュを避けたい方に最適です。
\ 電話は上位3社のみ!じっくり比較 /
※MOTAの詳しい仕組みや実際の利用者の評判については、MOTA車買取の評判は?「電話は上位3社のみ」の仕組みを解説で詳しく解説しています。
おすすめ③:ユーカーパック
【こんな人に最適】
- 電話対応が1社だけで済ませたい
- 契約後の減額トラブルを絶対に避けたい
- オークション形式で最高値を狙いたい
ユーカーパックは査定も交渉も窓口1社のみ。最大8,000社が参加するオークションで、契約後の減額が原則禁止という安心感があります。
詳しい評判と活用法は、ユーカーパックのレビュー記事をご確認ください。
\ 電話1社のみ!減額なしの安心取引 /
【特殊ケース】過走行・10年超の古いハイエース
「10年以上乗って走行距離も20万km超え…」というハイエースでも、ディーラーや一般買取店の提示額を鵜呑みにしてはいけません。輸出業者であれば2012年以前の車両でも90〜150万円台で買い取る実績があります。「下取り0円」と言われても諦めないでください。
【特殊ケース】ローン残債がある場合
ハイエースの高いリセールバリューなら、買取金額でローンを完済し、手元にお金を残すことも十分に可能です。詳しい手順と注意点は、ローン中の車を高く売る方法!で解説しています。
【特殊ケース】車検切れ・書類紛失の場合
車検が切れてしまった場合や、車検証・納税証明書を紛失してしまった場合でも、ハイエースなら出張査定で高値売却が可能です。以下の記事も参考にしてください:
まとめ:ハイエースを最高値で売るための3ステップ
ハイエースは「売却先の選択」だけで50〜100万円以上の差が生まれる車種です。特に輸出需要を正しく評価できる業者に出会えるかどうかが、最終的な手取り額を大きく左右します。
【STEP1】あなたのハイエースの「本当の価値」を知る
- 型式(GDH/KDH/TRH)・グレード(S-GL/DX)・駆動方式を確認
- この記事の相場表で適正価格をチェック
- ディーゼル × 4WD × S-GL該当なら「輸出業者必須」と認識
まずは匿名で愛車の買取相場を調べる方法で概算を把握してから、実際の査定に進むのがスムーズです。
【STEP2】輸出ルートを持つ業者に査定依頼
【STEP3】査定額を比較して納得の売却
- 複数の査定額を比較(最低3社)
- 「この相場表の価格より低い理由」を確認
- 契約書の「二重査定(減額)条項」をチェック
ハイエースは「どんなに古くても、どんなに走っていても値段がつく」稀有な車種です。だからこそ、ディーラー下取りの安値で手放すのは最も避けるべき選択肢。輸出需要を正しく評価できる業者に必ず査定を依頼しましょう。
\ ハイエースを最高値で売るための完全ガイド/
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